だれが「科学万能主義」か [世間]
どうも一部のひとには、ぼくみたいに「科学以外のロジックでニセ科学を批判する」スタンスは非常に評判が悪い。ぼくはぼくなりの動機で批判を行っているんだけど(その動機についても都度説明しているつもりだけど)、まぁ心情的には分からない訳でもない。
以前、重要な示唆をいただいた檜山正幸さんが、[雑記/備忘]なにかを主張すれば、なにかを否定することになると云うエントリで、「『ニセ科学批判』批判」についてちょっと触れられている。基本的には、ぼくが自分の思考の整理にとても役立てさせてもらったエントリの延長上にある内容なんだけれど。
論点 [世間]
週末にquantaさんの[科学]ニセ科学、疑似科学論議よりも具体的な批判をと云うエントリを読んでいたのだけれど、こちらの読解力の問題もあってかどうにも難しくてちょっと言及を控えていた(あいだにTAKESANさんが整理と云うエントリで取り上げられている)。ちゃんと内容を理解できているのかどうか自信がないのだけれど、どうもぼくのような人間のことも云われているような気がするので、言及を試みる。
マスメディア支配? [みたもの、読んだもの]
そう云うわけで今年のぼくはシーズン初めから安藤美姫マンセーなのだが。で、どうしても焦点は「アンミキ対マスメディア・善男善女連合軍」みたいなところに向かってしまっていて。この辺りのぼくの懸念と問題点について、bewaadさんのところ経由でかみぽこちゃんさんの「スター・システム」はもうやめたらどうか。:安藤美姫のフィギュア世界選手権優勝に思う。(前編)(後編)を読ませてもらった。
教典 (「反★進化論講座」ヘンダーソン) [ひと/本]
性善説 (「ブログ炎上」伊地知晋一) [ひと/本]
(個人的)真実 [世間]
触れよう、触れようと思っていたのだけれど、躊躇するものがあってosakaecoさんのカルトな私というエントリに対して言及するのが遅れてしまった。
躊躇したのは多分、ぼくがここで描かれているosakaecoさんの姿ととても近い資質を持っていて、なおかつ類似した経験を持たないから。おそらく非常に浅い議論しかできないと思うけれど、ご勘弁いただくとして。
見慣れた(意識しない)段差 (「空中スキップ」バドニッツ) [ひと/本]
救う、こと——続き [よしなしごと]
いや、別に続き物として企画したわけじゃなかったんだけれど。
それにしてもosakaecoさんのエントリは示唆に富んでいてありがたい。やっぱり学術の現場にいる方の思索は濃い。失礼な言い方なのかもしれないけど怪我の功名でちょっと得してしまった気分。
で、昨日「トンデモ嫁に関するフィールドワーク」と云うエントリに触れた。で、うだうだと煮え切らないことを書いていたのだけど、そこにトラックバックされたNATROMさんの代替医療は自己責任でと云うエントリを読んでちょっと頭が整理できた。
救う、こと [よしなしごと]
ニセ科学を信じることが、どうしても埋まらない心の隙間を埋めてくれることがある。この事実はじつは一番悩ましい部分だったりして、自分の中でまだちゃんとした答えが出ない。osakaecoさんのトンデモ嫁に関するフィールドワークと云うエントリを読んで、改めてちょっと考えた(お忙しいところ、あまり考え込まないで下さいね)。
「信じること」で救われること [世間]
なんと云うか、ともかくニセ科学だろうが何だろうが「信じたい」と云う心理がある、ってことがだんだん分かって来た。で、その背景には「信じることが現世利益に結びつく」と云う期待があるのも見えて来た。例えばuguisuさんの衝撃の一冊!!と云うエントリ(エクスクラメーションマークがふたつも付いてるよ。やれやれ)。
ちょっとだけ [余談]
なんかosakaecoさんとのやりとりが(ぼくの内部で)少しおおごとになってしまって、ちょっと消耗。で、もう触れない、って思ったし宣言したんだけど、ちょっとあんまりな部分があったんで、本当にちょっとだけ、子飼弾さんについてと云うエントリに触れます(ちなみに、小飼弾さん、ですね)。
先入観 [世間]
どうも毎日新聞の元村記者への支持を表明すると旗色が悪い(ってのは言葉のあやで、お返事しているとおりみなさまのご指摘の部分は理解しているつもりですが)。でも、例えば発信箱の作る人・使う人と云う記事。
音楽の効能書き [世間]
なんと云うか以前にも書いた「モーツァルト信仰」みたいなことについて、gallery-tondemoさんが新興宗教『モーツァルト教』てのを考えてみた。と云うエントリで見事にまとめていらっしゃる。
科学を「信じる」 [世間]
「信じる」と云う言葉については何度も書いて来た。要するに盲信は「信じる」と云う言葉を使うに足りない行為なんだ、と思っている。その辺りで、takoponsさんが科学的という言葉こそアヤシイと云うエントリで書いていることは本当だと思う。
ニセ科学で「儲ける」ひとたち [世間]
これまでいくつかのエントリで考察を重ねて来て、ニセ科学なり「水商売」なりに「お金を貢ぐ」ひとたちの横顔は見えて来た気がする。でも、それで「儲けている」ひとたちはどんな姿をしているのだろう。
これはkikulogの一部の議論で多少はあらわになっている部分もあるけれど、ちはやさんの「水はなんにも知らないよ」に触れたエントリに、示唆となるようなことが書かれているのを読んだ。
仙台の本屋(8)萬葉堂鉤取店 [近所・仙台]
実際のところ今回の項目もこのシリーズとしてはどちらかと云うと番外。まず、近所じゃない点(車で20分ほどかかる)。それから、古書店であるという点。でも久しぶりに行ったので取り上げてみる。
あのころの未来 (「CGMマーケティング」伊地知晋一) [ひと/本]
ライブドアの「本が好き」プロジェクトを知って、参加願いを出したら受理された。ありがたや。
で、最初に献本をお願いして届いたのがこの本。何と云うか商売がらみですが。
CGMマーケティング 消費者集合体を味方にする技術
- 伊地知晋一
- ソフトバンククリエイティブ
- 1890円
Amazonで購入
livedoor BOOKS
書評/IT・Web
新聞記者の使い方 [世間]
切実感 [世間]
小飼弾さんが左巻教授の「水は何にも知らないよ」を書評で採り上げている。
いや、弾さんについては、菊池教授に無駄足を踏ませてしまった責任がぼくにはあるので、なんか直接言及はしたくないのだけれど、彼が採り上げると云うだけでかなりのリーチがあるはずなので、その部分は期待したい。
で、肝心の書評の中身については、結局彼のスタンスは変わっていない。この点について、ダメプさんが「まずは泥臭い作業をやってみてから」と云うエントリで指摘されているとおりで、あまり付け加えることはない。
on the side of the angels [あげあしとり]
ところでこのブログには"Engel"と云う言葉がURLに入っている(全体としてスペルを間違っているのはこちらに書いたとおりだけど。直せないんだよぅ)。Engelは英語ではangelで、大体「天使」と日本語訳される。「天使」はお水さん的にはよい言葉に分類されるようなのでおそらくこのブログを見たお水さんは美しく結晶すればいいのか醜く固まればいいのか悩むんだろうけど、コメンテーター約1名の発言を除いて汚い言葉遣いはあまりないので、多分美しくなるんだろうと思う。
ところで「天使」ってなんだ、と考えると面白い。