年末年始 [近所・仙台]
音楽的知性 [ガムラン]
人文科学 [世間]
朴斎先生(と、親しげに呼ばせて下さい)が、人文科学の発想についてエントリを挙げていらっしゃる。
要するに、文科系であることと非合理である事は違うよ、と云う事で、こう云う事を現場の研究者の方に表明して頂けると心強いです。
信じるということ [よしなしごと]
抽出 [ガムラン]
このアルバムは、以前こちらのエントリで取り上げたスマラ・ラティの日本におけるレコーディング。
そちらのエントリで取り上げたアルバムもそうだが、こちらはそれにも増して明解なレコーディングになっている。重複するのは1曲だけで、あとは別のラインアップだ。
ニセ科学を信じるSideA [世間]
J2さんの音極堂茶室でも有意義な議論があった「水からの伝言」の反証実験議論だけど、実はこの部分についてはすっきりと理解していなかった。そこに今日、XMLエバンジェリストの檜山正幸さんのこのエントリを読んで、なんだかよく分かった。
不正確な翻案かもしれないけど、つまりはこう云うことだろう。
But Not for Me [よしなしごと]
結局、それでも漠然と「報道に携わるものの矜持」みたいなものをナイーブに信じてきた気がする。馬鹿だろ、と云われると返す言葉もない。
でも、報道と云う仕事に従事するひとたちにとって、(それぞれのスタンスによって生じるバイアスはあるにせよ)客観性・公共性の意識は大工さんの道具箱のようなもので、なくすと仕事ができなくなるようなものだと思っていた。何のことはない、彼らにとって大工さんの道具箱に当たるのは矜持なんかではなく、既得権益だったのだ。
訴えたもの勝ち [余談]
とりあえず自分の書いた文章じゃなくても名誉毀損で訴えることができるらしい。
これはうかつにブログにも好きなことを書けないってことかも。引用されたら、引用したひとじゃなくて引用元が訴えられる可能性がある。やれやれ。
スピリチュアルなことども [余談]
容れる、強靭さ (「春になったら苺を摘みに」梨木 香歩) [ひと/本]
専門家を信じること [世間]
まず、前提として学者と云うのは、その専門分野では滅法鍛えられているひとたちである。だから、彼らがその専門分野で云うことは正しいことが多い。
ことに自然科学の分野では、仕組み上そうだ。
カテゴリ追加(ご報告) [余談]
もともと「よしなしごと」というカテゴリは雑感用に造ったものなので、ニセ科学関係等を収納するために「世間」というカテゴリを追加しました。
とは云え特に気にされる方もいらっしゃらないでしょうが、ご報告まで。
お水系紋切型サンプル [世間]
なんと云うか、非常に典型的な言説を見つけた。
tt555さんの"Day by day. it's good day"のエントリ、「水の件」。
(tt555さま、晒したり茶化したりするのがぼくの本意と云うわけではないので、リンクに差し障りがありましたらご連絡下さい。悪意はないのですが、以下、ご不快を感じさせるかもしれない内容が記載されています)
「分かりやすさ」と資本 [世間]
お金が「分かりやすさ」に向かって動いている。
現状は現状として認めるべきだし、実際のところひとりの勤め人として結果的にはそういう方向を指向して振る舞う事になる。でも、分かりやすさは一定の営為において関わる一部の人間の怠惰さに利する事はあっても、それ自体で価値として評価されるべきではない、と思っている。
「善意」を甘やかしてはいけない。 [よしなしごと]
ネットの片隅で「善意の転載」が議論になっている(だれかが上手にまとめたエントリがないかと探したんだけど、適切なものが見つからなかった。このあたりか)。とあるブロガーが「善意あふれるエントリ」を書き、読者に「善意に基づく転載」を推奨したことに端を発している。
もともと、チェーンメールの類はネットワークの負荷を増やすのでやってはいけない、という行動規範があった。それはインターネットを利用するものに絶対的に求められる、モラル以前の常識であり、それがどのような善意、どのような切迫した事情に基づくものであっても、そのことそのものがインターネットの原理に敵対するものであり、ケースバイケースなどと云う考え方をする余地がそもそもない、「小規模なテロリズム」として捉えられていた。同内容のテキストを増殖させるチェーンテキストも、本質的には同じものだろう。