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フィギュアスケート2015年スケートアメリカ [みたもの、読んだもの]

今季も(地上波的に)開幕。
ところでなんだかテレビ朝日の選手名の表記には妙に違和感を感じることが多い。原語の響きに過剰に忠実であってほしい、みたいなことではないんだけど、どうしてあえてそう云う表記をするかなぁ、みたいに感じたり。

と云うわけでロシアの現首相と同姓の選手が今季デビューして、と云う話なんだけど、やっぱりなんか「メドベデワ」って表記は納まりが悪い。まぁそれはそれでいいんだけど、このブログでフィギュアスケートのエントリを書く理由のそれなりの割合が「ロシア選手の名前を愛称で呼びたい」ってのがあるので、エフゲーニャ・メドベージェワ選手をなんて呼んだものやら、ってのは(極めて個人的で一般化の余地のない)大きな問題になる。
ジェーニャ、とは呼べない。なのでエフゲーニャ、と表記する。

驚異のロシアっ娘、ってのはなんだか毎年ぞろぞろ登場しすぎてて、へんな話「ロシアから新しい女子選手が登場する」ってだけでびっくりを期待する感じはあるんだけど、エフゲーニャはそのなかでも、リーザのデビュー戦並の衝撃を頂戴できた。ジャンプに頼るジュニア上がり、って部分はもちろんあるんだけど、そのジャンプも「飛べてる」だけではなくて。残りも「無難な感じで魅力的」を超えてはいないのだけれど、どこも突出しないまますべてを女子選手として水準以上、ってのはぜんぜん当たり前ではない。
個性が出てくるとしたらこれからで(でまぁ、女子選手として魅力的になるかどうかもこれからで)、このひとがなにを持っているのか、はこれから見させてもらいたいな、とか思う。

大味さが魅力の一端、なんてことは普通はなくて、でもアメリカのフィギュアスケート選手にはそう感じさせるひともいる。風情もなにもないようなジャンプの(切れのよすぎるくらいの)ランディングが、ハリウッド・ビューティには似つかわしいのかもなぁ、みたいにGGの演技は感じさせてくれる。いいぞ。

知子ちゃんの去年の演技は、「ミス・サイゴン」と云うこのうえなく似つかわしい演技で底上げされていたのかも、とか思っていた。でも今年は、もうそれだけじゃない、と云うのをはっきりと示してくれるようだ。
表現として成立するジャンプ。たおやかさはGirlのものから、Womanのそれへ。わくわく。

女子選手の場合は、ひとつ前のシーズンとまるきり別人、みたいなのがけっこうある(先シーズン、レーナチカがあまりにも美しくなっていたことに、それを強烈に感じたりした)。でも男子でそれを感じたのは、先シーズンの宇野昌磨。
男臭さと少年性のバランス、と云う意味では、なんとなく世界でタイトルを取りはじめたころの小塚くんを連想させる。今季、まだまだ彼は昇れるはず。

アメリカの選手はだれもかれもが大味が売り、ってわけじゃなくて、繊細な表現がメインのフィールド、って選手も少なくない(って云うか、なんだか両極端)。男子だとジョニーもジェレミーもアメリカ人だ。
で、繊細な表現は、それだけ技の完成度を要求される。ジェイソン、残念。

東の横綱を結弦と争ってるはずのテンくんのフリーが放送されなかったのは、それだけ調子が悪かったんだろうなぁ(怪我の話もあるようだけど、大丈夫かな)。でも優勝したマックス・アーロンの演技は、なんだかとっかかりのない、目が滑っちゃうような代物だった。このへんはぼくの集中力に問題があるのかな。

てなわけで今季も開幕。書き手のぼくとしても、ちょいとリハビリが必要なのかも。
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