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感覚がシフトする [motorcycle]

仙台からいまの住居までバイクで帰ってきた。
と云うか、バイクを陸送してきた、と云うのが適切なのか。

旅程はまじめに計算していないけれどまぁたぶん120kmプラスマイナス20km程度。でまぁ途中、県庁所在地近辺でひどい渋滞に出くわしたりもして、でもまぁオートバイってのはそう云う場合も止まっているわけではないのでひいこら云いながらなんとかクリアしたら、そこから先のただの国道の流れがめったやたら早い。

そもそもぼくは長年乗っているわりにはバイクに乗るのがへただ。いま乗っているバイクはおなじ排気量で比較すればトップクラスに遅いバイクだと思うんだけど、結局のところ早いバイクには運動神経がついていかない、と云うのを認識した結果のセレクトではある(でももう10年以上乗ってるなぁ)。川崎重工製のでっかいカブ、みたいなバイク。それでも排気量分だけ、絶対的な動力性能ではそうそう不満は出ない。

そうは云ってもオートバイなので、周囲のクルマよりはまぁ20〜30kmぐらいは早いペースで走る。経験のあるひとは直感的にわかると思うんだけど、路面の状態にあまり注意を払わなくてもいい整備された道路では(バイクの性能的に余裕がある場合には)問題になるのは絶対速度ではなくて、周りの自動車との相対速度。要は動くパイロンをどう躱すか。どう逃げ切るか。パイロンが50kmで動いていようが、90kmで動いていようが、こちらのほうが速ければあまり変わりはない。

そりゃまぁ危ないことはしてる。でも、受け身になるほうが、よけい危ない。鋼鉄の猪(って云ったのは東本昌平だったか)はこちらのことなんか見てなんかいない。彼らの目の前に自分を晒さないかぎりは。
そして、あとから気づくわけだ。こう云うのって、日常のなかにふつうにあることじゃないよなぁ、って。日常の感覚なんてのは、条件次第である意味簡単にシフトする。


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