ネットワーク回復

11日の地震で壊れていたVDSLモデムの代替品が到着して、本日自宅でのインターネット利用が回復しました。ご心配をいただいたみなさま、ありがとうございました。

前のエントリでも書きましたがぼくの自宅のある地域は例外的にライフラインの回復が早く、いろいろ不便はあるものの、比較すればそうとう快適にこの2週間ばかりを過ごしてきた、と云うのは云えるかと思います（ガスがまだ回復していないので入浴には不自由してますけれど。あとガソリンは依然入手困難ですが）。

ぼくは神戸っ子で母親の実家が長崎、小学校のあいだすこしだけ住んだことがあるのが広島、と云う育ちなので、中学生の時分に仙台にはじめて引っ越してきたときには「この街はなんて海が遠いんだ」みたいに感じたりしてたのを思い出します。考えてみると「最後の戦国武将」たる貞山公が仙台城を時代遅れの平山城として築城したのが原因なわけで（臨海する要塞として瑞巌寺もつくったわけですけど）、結果的にそれが仙台の街中におおきな災害のなかった遠因になったわけであるなぁ、とか思ったりしますが、まぁそれほど意味のない感慨ではあります。

そう云ったわけであまり堂々と被災者面できたような筋合いではないぼくではありますが、それでもこの2週間のあいだ、いくつかつらく感じられるようなことにもでくわしてきました。
そう云うわけで恥じることもなく、胸を張るでもなく、また淡々と日々を再開していこう、みたいに思っております。みなさま、これからもよろしくお願いいたします。
（ちなみに自宅にネット環境がなくてつらかった理由のひとつが、この娘たちのブログが読めなかったことだ、みたいに書いちゃうときっとつれあいに馬鹿にされるよなぁ、って、あれ書いちゃった）

タグ：東日本大震災