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「わかる」ことと「わからない」こと(4) [よしなしごと]

kaoluneさんの良くも悪くも知名度アップ☆と云うエントリを読んだ。どうやら産院とかで配布されているフリーマガジンに、日本学術会議によるホメオパシー否定についての記事が記載されたらしい。

この記事を書いた方や この学術会議の方たち
科学で証明されたものしか
この世に存在しない と
思っておられるのでしょうか。。。
そんなことは思っていないと思うけど。科学による判断の俎上に載せうるもので、かつ科学的に否定されたものは、その実在の認識を共有するのは難しい、くらいには思っているだろうけど。で、このへんの認識はたいていの場合対話の大前提になるので、このことを共有できないひととの対話は多くの場合(存在するかどうか分からない「共感」みたいなものがベースにあることになっている)対話に似ているけどどこか違うもの、にしかならなかったり。
まだ未知の世界の方が
証明されている世界よりも広大

今の人間の科学なんて
宇宙のなかのごくごく一部しか 分からない程度のものなのに
全てを分かった気になるのは 傲慢だと思うのです
いやだからまだ未知なんでしょ? 既知のことをまだ未知ってことにしたがってるくせに、それを分かった気になってその効用を主張しているのは、ホメオパシー業者や利用者のほうなんだけどね(ぼくなんかにはそっちのほうがよっぽど傲慢に見えるんだけどね)。
今までだって科学が覆されたこと
数えきれないほどありました
寡聞にして科学そのものが覆されたことがある、なんて話は知らないけど。通説や特定の仮説が科学的に否定されて覆される、と云うことが起きるのはむしろ科学というものに対する信頼性を示すできごとで、科学的に否定されている200年前の仮説を覆す方法ひとつ持たないホメオパシーとは違う、と云うことなんだけど。
わからないものを証明するために科学は発展して来たのに
科学的ではない から 間違っている なんて
超ナンセンス

それこそ科学者らしからぬ発言じゃないの?
残念ながらホメオパシーは科学的ではない から 間違っているわけではなくて、「科学的には効果がないことがわかっている」んだよね。べつに科学は、だれかが信じているものに効果があることを示すために進歩してきたわけではないんだから。
報道というのは
いろんな視点からの情報を
中立の立場で世に出すものであって欲しいけど
今やマスコミの情報操作は 当たり前

都合の良い情報のみを
うまく操作して切り貼りして。。。


この情報は誰の利益につながるの?
誰の不利益になる情報を隠しているの?
自分の信念に反しているものはつねに情報操作で陰謀、って考えられるのは、よくわからないけどそれなりに幸せなことなのかなぁ。けっこう不幸なこと、のようにも思えるけど、よくわからない。
Vanillaさんのオススメは
アエラやNews weekだそうです
ここで出てくるVanillaさんと云うのは代替医療師Vanillaことシンガポール在住のアレクサンダー陽子氏のこと。日本ホメオパシー医学協会の由井寅子氏ともなかよしのホメオパスで、ちょこまかと日本に来てはセミナーとかやってる(じつはVanilla氏に関する情報はこちらのエントリのコメント欄で織田さんが寄せてくれてたんだけど、けっこうきつい書き方だったこともあってか、あとでご本人から削除依頼が来て、いまは残ってない)。
まぁ物知りのGoogleさんに訊いてみるとこのひとが絵に書いたような、なんと云うか日本のセレブリティ・ワナビー的要素を持つ女性方のロールモデル的なプロフィールを持っているのが分かる(彼女に心酔しているひとたちのネット言説も、そのへんのワナビーさんたちによってやまほど放流されている)。でまぁ、例によってこのかたも予防接種否定みたいなことをやっているわけで(由井氏の友人だから当然か)、「どうしてホメオパシーは女性のほうが親和性が高いように見えるんだろう」と云う疑問の回答のごく一端ぐらいはこのへんに見られるんじゃないか、とか思ってしまうわけだったりするのだった。
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zorori

おはようございます。なんというか、一つのパターンですね。

数学者だって、分からない数学の問題は有るし、計算間違いだってするのだ。
だから数学者が、1+1=3 は間違いであるというのは傲慢であり、ナンセンスだ。
そして、数学のど素人の私が、1+1=3 というのは正しいし、傲慢でもないのだ。

劣等感の間違った解消法というか。
by zorori (2010-10-30 09:05) 

うさぎ林檎

おはようございます。

>都合の良い情報のみを
>うまく操作して切り貼りして。。。
>この情報は誰の利益につながるの?
>誰の不利益になる情報を隠しているの?

その言葉そのままそっくりお返ししますよ。
死んだ人のことは、見ない振りしている人達に謂う資格ありません。

最近Vanillaさんて代替医療師てことにしてるんですか?前は医師とか治療してるとか無防備に書いておられた方ですよね。

>全てを分かった気になるのは 傲慢だと思うのです

そう思うのなら、勉強するべきですね。
"宇宙の秘密を知っているアテクシ"は妄想しているだけなら楽しいだろうけど。
by うさぎ林檎 (2010-10-30 09:42) 

pooh

> zororiさん

劣等感、なんですかねぇ。
だとすればそれはどこに由来するのかなぁ。
by pooh (2010-10-30 11:20) 

pooh

>うさぎ林檎さん

> その言葉そのままそっくりお返ししますよ。

投影とかあるのかも。

> 最近Vanillaさんて代替医療師てことにしてるんですか?

ブログのタイトルがそうなっているので。
日本での仕事も多いみたいだし、ちょっと注意してるのかもしれませんね。

> そう思うのなら、勉強するべきですね。

いや、なんか実体験による体感を主張せざるを得なくなった結果、それ以外を全否定するしかなくなっちゃってる状況なので、かわいそうですけどホメオパシーを信頼することと「勉強することの意義」みたいなのを認めることはすでに相反することがらになってしまっているんだと思います。
一生人体実験ですよね。こう云うかたにはその対象をご自分だけにとどめておいていただくことを切に願います。
by pooh (2010-10-30 11:25) 

zorori

劣等感というか、専門家不信が有るのかもしれません。専門家は庶民を騙して利益を得ているというような不信感です。
分業化は専門家を信頼することで成り立つわけですが、それが困難になって世の中全体が素人っぽくなっているように感じます。
だからといって、ただの素人として、誰も信頼せずに生きていくのは不安です。その需要にこたえるのがセレブリティ・ワナビー。専門家になるには勉強が必須ですが、こちらは気分でなることができて、不安解消どころか優越感も得られます。

素のままで「1+1=3」とはなかなか主張しにくいものです。ところが、ちょっとした味付けが有るだけで自信を持って言えるようになるんじゃないでしょうか。
by zorori (2010-10-30 14:34) 

黒猫亭

>>今の人間の科学なんて
>>宇宙のなかのごくごく一部しか 分からない程度のものなのに
>>全てを分かった気になるのは 傲慢だと思うのです

ごくごく一部しか判らないからこそ、「判っている」と謂えるにはどの程度の検証が必要なのかが厳密に定められているわけで、その手続に照らして考えれば、「判っている」ことなどごくごくわずかでしかないなんてことは、科学者のほうがよっぽど認識しているはずでね。

そんなことを、その厳密な手続に基づく検証でとっくに否定されているにも関わらず、未だにその事実を無視して知らん顔をしているばかりか、無検証でどんどん新しい与汰話を垂れ流し続けているホメオパシーサイドが言えた義理ではないはずで、これがホメオパシー擁護の言葉だと謂うのがよくわからないですねぇ。

ホメオパシーこそ、原因も機序も症状も対処法も様々な疾病を根拠もなく一緒くたにして一律の方法で対処しているわけですから、「ごくごく一部しか 分からない程度のもの」の「全てを分かった気に」なっているわけですよね。

通常医療のほうでは、原因や治療法がわからない病気に対しては「わからないし治しようがありません」と素直に認めるわけですが、ホメオパシーの場合、同種療法と謂う考え方自体が「すべての疾病に共通する原理」を主張しているわけですから、その原理に則ればすべての疾病はホメオパシーによって治療可能だと謂うことになるわけですよね。
by 黒猫亭 (2010-10-30 15:46) 

pooh

> zororiさん

> 分業化は専門家を信頼することで成り立つわけです

そうなんですよ。で、いまの社会は分業化によってなりたっているわけじゃないですか。なので健全な懐疑みたいなものが必要になる、と云う(ある意味いつもの)話につながっていくわけなんですけどね。

> 素のままで「1+1=3」とはなかなか主張しにくいものです。

1をふたつ準備するだけで3を手に入れたい、みたいな心理もあるのかも。
by pooh (2010-10-31 06:16) 

pooh

> 黒猫亭さん

> 「判っている」と謂えるにはどの程度の検証が必要なのかが厳密に定められている

だからそれだけの重みが例えば「ホメオパシーに効果がないことはわかっている」と云う科学側の発言にはあるわけなんですよね。そうは安易に相対化できないような。

> 「全てを分かった気に」なっている

あるいは「わかっているすてきなひとたちの一員」に自分がなったつもりになっている、とか。そうすると「ホメオパシーはセレブ療法だから」みたいなことを口にする心理も見えてくるのかも(ちょっと短絡かもしれないですけどね)。

> すべての疾病はホメオパシーによって治療可能

そもそも(つい最近まで)そう云う主張だったわけですよね。で、そこで一般社会との軋轢が生じうる、と云うのが明るみに出てしまったので、あわてて小手先で糊塗しようとしてなんだか幼稚な矛盾だらけの言説になってしまってる(今ココ)って感じなんじゃないかと思います。

なんか、もうあんまりホメオパシーについては書きたくないんですけど、対抗言論が途絶えてしまうと「批判終息」ムードが支配的になってきそうな空気もあるんですよねぇ。なので書かなきゃ、みたいな感じがちょっとあったり(ぼくが義務感めいたものを感じる必要はもちろんないんでしょうけどね)。
by pooh (2010-10-31 06:26) 

マービン羽倉

初めまして。いつも、興味深く拝見させていただいてます。
当該のブログのエントリ、その後のエントリ(10/30付)および、
Vanillaさんとやらのブログを読んでみました。感想は、

「あぁ、この人たちにとって、"知る"とか"理解する"っていうのは
こんなにも、簡単で、薄っぺらいものなのか。。。。」です。

たった一種類の物質の、ある一面に関する問題について、
「どうやって、他の科学的事実と整合性を維持しつつ、説明するか。」
で四苦八苦している身としては、「これじゃぁ、何でも有りじゃん。」
と暗澹たる気分にさせられましたね。

この人たちにとって、「正しい事」っていうのは、「自分が理解できること」
と「自分にとって都合のいいこと」でしかないんでしょうね。

「簡単に理解できて、道徳的に正しくて、受け入れやすい答を聞ければ、
人は安心できるんだ」(藤野恵美作、七時間目のUFO研究より)という言葉
が今更ながら重く感じられます。

ホメオパシーに関して、「書きたくないけど、書かなきゃ」という義務感は
理解できます。ニセ科学関連のブログやサイトは優良なものが多いので、私
なんかは、それらのサイトにごく稀にコメントを書く程度だったのですが、
研究畑に身を置き、かつニセ科学に関心を持っている以上、なんらかのアクション
(対抗言論発信)をしたほうが良いのかな?と思い始めています。

何せ、彼らは「何でもあり」なので、鶏が卵を産むより簡単に与太話を生産
していきますからね。

長々と失礼しました。

by マービン羽倉 (2010-10-31 12:18) 

pooh

> マービン羽倉さん

いらっしゃいませ。

> "知る"とか"理解する"っていうのは
> こんなにも、簡単で、薄っぺらいもの

そして同時に感じるのは、それを"共有すること"の軽さ、安っぽさなんですよね。
あるものに対する理解をほんとうの意味で共有しようとするのは、誠実にそれを行おうとするかぎりひどく手間がかかる、精神的にも負担の大きい作業です。そこを安易な感覚任せのポジションにおいてしまうと、場合によっては危険な「共感共同体」のようなものを生ぜしめてしまう。

> 研究畑に身を置き、かつニセ科学に関心を持っている以上、なんらかのアクション
> (対抗言論発信)をしたほうが良いのかな?と思い始めています。

できればぜひ。心強いです。
いやこの言論領域、対抗する場所にいる論者よりもまず同陣営の論者がおっかなかったりするので、すごく鍛えられたりもしますよ。
by pooh (2010-10-31 21:32) 

アンダルシア

Vanilla 氏について、一言いわせてください。ここで、この発言は場違いなのかしれませんが、どうしても、友人を失った物として、このやり場のない気持ちを、言わせてください。
シンガポール在住、昨年10月に癌を煩っていた友人が亡くなりました。友人はVanilla氏の元で治療。しょっちゅう日本へ帰るvanilla氏はリメディーの手配を忘れたり、治療についての連絡がとれなかったりといったことがしょっちゅうだったそうです。友人が亡くなったのもVanilla氏が日本へ帰っているときでした。最後の最後まで、痛み止めの処方を受けず、自宅で亡くなりました。他にも、Vanilla氏の元で治療を受けていた方が、救急車で運ばれるなどということがありました。シンガポールで起きたことだから、日本では取り上げられない、この方々のご家族、友人、また本人はこのまま泣き寝入りなのでしょうか。最近はホメオパシーとは全く別のことで、日本でセミナーなどをして、”収益”をあげていると聞きました。日本では、事実を知らない方が多いので、”収益”をあげるにはもってこいなのかもしれませんね。こんな人が、平気な顔をして信者を集めていると思うと、はらわたが煮えくり返って、かえって病気になりそうです。。。

私情をふまえた投稿、お許しください。
by アンダルシア (2010-11-30 22:23) 

pooh

> アンダルシアさん

いらっしゃいませ。
って、うわぁ、やっぱりそんなケースがあるんですか。

> しょっちゅう日本へ帰るvanilla氏はリメディーの手配を忘れたり、治療についての連絡がとれなかったりといったことがしょっちゅうだったそうです。

これはこれで不誠実、とも云えますが、仮に手配が万全でも、連絡がとれても結果は同じだったでしょう。

> シンガポールで起きたことだから、日本では取り上げられない、この方々のご家族、友人、また本人はこのまま泣き寝入りなのでしょうか。

非常に悲しい話、ではあるんですが。
代替医療を信じた結果として望ましくない事態に陥った場合は、いずれにせよ自己責任、と云うことになるわけです。Vanilla氏の言説なんかは、そのあたり十全な予防線が張ってあるわけで。

ただ、そう云うスタンスでなされる代替医療ビジネスそのものの是非が問われるべきだ、みたいなあたりがぼくなんかのスタンスです。信じてしまったことはしかたがない、でも信じさせた側に咎なし、とは思いませんので。

> 最近はホメオパシーとは全く別のことで、日本でセミナーなどをして、”収益”をあげていると聞きました。

もともとビジネスマンとしては代替医療がメインではないんじゃないですかね。ワナビー相手のセレブ商売、ってあたりがじっさいのところなんじゃないかと思います。なので、商材はなんでもいいわけで。
ただまぁ、そう云うひとが人間の健康に関わる商売に手を出してはほしくないなぁ、とはつよく思います。
by pooh (2010-11-30 23:29) 

TAKESAN

今日は。

アンダルシアさんのコメントを読み、考えさせられました。

差し出がましいようですが。
この種類の問題は非常にデリケートなものでもありますね。ホメオパシー問題を採り上げている朝日新聞のアピタルでも情報を募っているので、そちらに連絡するのも一つの方法かも知れません。
https://aspara.asahi.com/blog/kochiraapital/entry/kNKQFuNbTK
by TAKESAN (2010-12-01 12:53) 

pooh

> TAKESANさん

> この種類の問題は非常にデリケートなものでもありますね。

ほんとうに、そうなんですよね。
ただ、アンダルシアさんがもしこちらをごらんになっているようでしたら、TAKESANさんのコメントにあるリンク先に朝日新聞のメールアドレスがありますので、ご連絡をとってみていただくと云う手もあるかも、みたいに思います。すくなくとも、なにかのきっかけにはできるかもしれない。
by pooh (2010-12-01 21:51) 

黒猫亭

>アンダルシアさん

友人としてやりきれないお気持ち、幾許なりともお察し致します。この種の問題の難しい部分とは、たとえばpoohさんが、

>>代替医療を信じた結果として望ましくない事態に陥った場合は、いずれにせよ自己責任、と云うことになるわけです。

…と仰っているように、たとえ死に至るような事例であっても、最終的にそのような選択肢を選んだのは本人の自由意志に帰せられる、と謂う部分だろうと思います。

そう謂う意味では、たとえば友人や肉親が反社会的な新宗教に入信した事例と通底する部分がありますが、新宗教の場合のように無関心な相手でもマンツーマンの執拗な洗脳が行われるわけではなく、本人のほうから積極的に情報を得て意志的にホメオパシーに接近している分だけ、自己責任の度合いはより強いと言えるでしょう。

たとえ命を喪われた場合でも、その事実を以て施術者だけを一方的な加害者として責任を問うことは難しい。海外における事情は詳しくはわかりませんが、常識的に考えてホメオパシーに合理的な根拠がないと判断し得る材料は公正に提示されていると考えられるからです。

現在判明しているのは「ホメオパシーにはプラセボ以上の効果はない」と謂う科学的事実ですから、それはつまり「何も有効な治療を行わなかった」と謂うことと同じです。であれば、ホメオパシーで人が死ぬ可能性とは、ホメオパシーが致死的な疾病の治療に用いられる確率とほぼイコールで、その確率はホメオパシーがどれだけ普及しているかに左右されます。

であれば、ホメオパシーが盛んな国ほど死亡事例が多いと謂うことになりますから、ご友人のような事例は、たとえばネットで探せば簡単に見付かるほどたくさん報告されているはずなのですね。ですから、普通に考えてホメオパシーを過信することに致死的なリスクが存在すると謂うネガティブ情報は公平に与えられていると考えるのが妥当でしょう。その意味で、一般的な詐欺被害ほど一方的でイノセントな被害者とも言えないと考えられるわけです。

しかし、ご友人の詳しい事情を存じ上げないのに立ち入ったことを申し上げるのも無神経ですが、たとえば通常医療で延命が期待出来ない末期癌の患者が、藁をも掴むような気持ちでホメオパシーに手を出した、その結果として通常医療で可能な程度のターミナルケアも受けられなかった、と謂うような場合、人情として「そんなものに効果はないからやめておけ」とも言えないし、「通常医療による治療を受けるべきだ」とも言えないと謂うデリケートな問題もあります。

どれだけ辛い思いや苦痛を堪え忍んでも、もしかしたら完治出来るかもしれないと謂う一縷の望みに縋りたい、少しでも希望を持ち続けて闘病したい、と謂う気持ちに対して、「そんなものに意味はないよ」と説得することが本当に正しいことなのか、それは誰も断定出来ない問題です。

ただ、これもpoohさんのご意見をなぞるだけにすぎませんが、人間は自己責任の自由意志があれば死を選んでも好いのか、と謂う問題もあって、まして原理的に謂って死に至るのが当然の行為を積極的に他人に勧めることが道義的に許されるのかと謂う問題もあります。この現状においても、多くのホメオパスは「ホメオパシーを支持しろ、ただし自己責任で」と「卑怯」な言い分を堂々と主張していますが、それは多くの人々の死を織り込んだ主張であり、社会的に許される行為ではありません。

この意味で、ホメオパシーで命を喪った方が一方的な被害者とは言えないとしても、ホメオパシーを積極的に推進し実践する者に反社会的な道義的責任があると謂う事実に変わりはありません。王室御用達の看板でホメオパシーが最も盛んだと考えられる英国ですら議会がホメオパシーの無根拠性を認定しているのですから、それに反して「いやホメオパシーは効くんだ」と主張することは、今やカルト的狂信と表現しても過言ではありません。

普通に謂って、ご友人の症状がそれほど重篤であれば、曲がりなりにも医療を標榜する者の一人として施術者には通常医療の受診を強く勧めるべき道義的責任があるはずですが、ホメオパシーには「好転反応」と謂う万能のマジックワードがありますので、どれだけ症状が悪化してもそれは治癒のプロセスの一環である「好転反応」と見做され、通常医療との好ましい連携は望めないと謂う原理的な問題があります。

ですから、ホメオパシーによって致死的な疾病に対処しようとすれば、高い確率で死に至りますし、それは有効な治療を施さない場合の死亡率とまったく同じです。そして患者が命を落としてしまえば、それは個々人の価値観や生の尊厳の問題となって、施術者の悪意を法的に責任追及することは困難です。個々の死亡事例に関して、一方的な加害被害関係を想定することは難しいのですね。

ホメオパシーに対してわれわれが出来ることは、その本質的な反社会性に社会的関心を喚起して道義的な責任を厳しく問い、ホメオパシー自体の普及を阻止することしかありません。先般の日本学術会議の会長談話の意義はそこにありますし、「ホメオパシーの普及を水際で阻止する」ことの意義もそこにあります。

現時点でホメオパシー自体を違法化することは国際的な事情との関係で困難でしょうし、ホメオパシーの運用に厳しい法的制約を求めることも、ホメオパシーを正式な医療行為として法的に認定することに繋がりますから困難だと思いますので、世論を喚起して社会的に排除する以外の現実的選択肢はないのですね。

TAKESAN さんが紹介された朝日新聞のアピタルはホメオパシー問題に積極的かつ継続的に取り組んでいる最も影響力の大きい媒体ですから、そこに情報提供することにはホメオパシーの道義的責任を追及する意味で大きな意義があるでしょう。大きな取材力のあるメディアに情報提供することで、友人としての交流だけではわからなかった事情も詳しく識ることが可能になるかもしれません。

現時点において直接的な当事者であるvanilla 氏の法的責任を問うことは難しいかもしれませんが、ホメオパシーの普及を阻止することで一人でもご友人のような悲劇的な事例を防ぐことが出来れば、大きな意義があるのではないかと愚考致します。
by 黒猫亭 (2010-12-02 03:22) 

pooh

> 黒猫亭さん

アンダルシアさんのお話は、どうしても「あかつき」問題を連想させます。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/mackboxy/Health/

こちらについても、会の主催の牧師さんからの追加情報はないようです。あまりなんでも情報を公開しないほうがいい、と云うアドバイスもあったようで一時期より慎重な姿勢になっている、と云うのはあるようなのですが、それにしても会の主催側からしてあまり望ましい展開がみられていない、と云うのはあるんだろうと思います。
やはり、直接的な追求はむずかしい、と云うのは現実問題あるんでしょう(それがないとビジネスモデルとして危うすぎるところもありますし)。

まずは情報を共有し、論じ、考えることですよね。
その意味で、アンダルシアさんにはご検討をいただければ、と思います。
by pooh (2010-12-02 07:35) 

アンダルシア

私の投稿に対する親身なレス、本当にありがとうございます。投稿後2日間、色々考えました。亡くなった友人の当時の状況、ご家族の方の反応、私以外の友人の反応、など。本当にデリケートな問題です。

私が投稿することによって、”もう彼女は戻ってこないのだから、むしかえさないで”と思われるご家族、友人もいるかもしれない。

”名誉毀損だと、逆に訴えられることもあり得るから、第三者が口を出さない方がいい”という意見もあります。

亡くなった友人にとって、ホメオパシーは”生きるための選択”であって、激しい痛みと戦いながら死ぬ選択ではなかった。レメディーがヒットした、毒だし、好転反応といった言葉で、他の治療の選択を阻止され、最終的にはホメオパシーが彼女の死に方を決めた。それでも、”彼女が選んだこと”と言い放たれてしまう。そして、彼女の意思を変られなかったご家族、友人がむなしさ、やるせなさを抱えたまま、この問題はうやむやになってしまう。

私は、うやむやのままこの問題が忘れ去られてしまってはいけないと思うのです。

情報の共有は、私の個人的な解釈が入らない様、また又聞きによる話のずれがないよう、私以外にこの問題に直面した方々にお願いをして、またご家族の許可を得て、投稿をして行くという方向に持っていってよろしいでしょうか?

感情が高まっています。支離滅裂な文章があれば、お許しください。




by アンダルシア (2010-12-02 20:43) 

pooh

> アンダルシアさん

いろいろな立ち位置の方々の、その方の場所からの捉えかた、と云うのはあるんだと思います。その意味で、慎重にお考えになる姿勢はすばらしいと思います。
ただ、ご友人と同様の状況にある方もまた、ほかにいらっしゃるはずなんです。そして、その方々にもまた友人がおられるはずです。

> ホメオパシーは”生きるための選択”であって、激しい痛みと戦いながら死ぬ選択ではなかった。

このことが、なによりもこの種のお話を辛く感じさせる部分です。そして、「信じさせるもの」の罪深さ、と云うものをあらためて考えさせます。

> 情報の共有は、私の個人的な解釈が入らない様、また又聞きによる話のずれがないよう、私以外にこの問題に直面した方々にお願いをして、またご家族の許可を得て、投稿をして行くという方向に持っていってよろしいでしょうか?

もちろんです。それはアンダルシアさんの選択です。
感情がたかまっている、とおっしゃりつつも、慎重な配慮を失っていらっしゃらないアンダルシアさんに、敬意を感じています。アンダルシアさん自身のご判断が、おそらく最善なんだろう、と思います。
ただ、TAKESANさんが提示された手段は(結果的に新聞社がどう判断するか、はべつとしても)最良のもののひとつ、だと感じています。
by pooh (2010-12-02 22:03) 

Katase

>アンダルシアさん

私の知人も、ホメオパシーではないのですが自然療法を謳う怪しい代替療法に嵌ってしまい、まだ初期であった癌を悪化させて、最後はとても苦しんで亡くなりました。
その代替療法の施術者は「抗がん剤なんて百害あって一利無し。私の自然療法で絶対に癌が治る」と言って請け負っていたのに、最後は「確かに免疫力が上がって治癒が進んでいるし、その症状は好転反応だから我慢しなさい」の一点張りで逃げてしまい、知人が苦しみに耐えきれずに病院へ駆け込んだ時にはもう体のあちこちに癌が転移していて手遅れで、その後一ヶ月程で亡くなりました。

10年ほど前の事で、遺族もその代替療法を選んだのは自己責任だからとして、代替療法の施術者を訴えることなく泣き寝入りしてしまいました。
代替療法の施術者に対して、あまりに無責任だとした憤慨したその知人の上司であった私の義父がその施術者の所へ行って抗議すると、「私は求めに応じてやり方を教えただけで、私の療法を選択したのはその人自身なのだし、私に責任を負えだなんてお門違いだ」と白を通し切ったそうです。

過去にも同じ様な被害者は表沙汰にならなかっただけで、結構いるのではないかと思います。そのほとんどが自己責任として泣き寝入りしてしまい、その情報が社会に伝えられずに、また新たな無垢で信じやすい人達が無警戒に怪しい療法に引き込まれて次々と犠牲になっているとも考えられます。
犠牲者の身内としては、家族が変な療法にかぶれて命を落として愚かだとか、ダークサイドに落ちてしまったとして、社会の好奇の目に晒したくないという防衛心理もあって、裁判などに訴える事を躊躇する気持ちもあるのではないかと思います。

ホメオパシーの問題性が大きく社会に取り上げられる様になったのは、犠牲となった赤ちゃんの母親が助産師を訴え出た勇気によるものです。そのお母さんは訴え出る前にはかなり逡巡したそうですが、新たな犠牲者を出さない為にと決意されたようです。

アンダルシアさんのご友人の遺族が裁判を起こす行動までは選択されないかも知れませんが、ご友人が亡くなられた経緯を知る者としてアンダルシアさんはこの様な犠牲者が存在する事を朝日アピタルへ情報提供をする事はできるのではないかと思います。新聞紙面にその方の情報を載せるかどうかは、ご遺族の意向を確認してからされると思いますので、変に心配する事は無いと思います。(また、もしかしたら、ご遺族は新聞社の取材に前向きに応じてくれるかも知れません)

私は、知人のケースを知人の元同僚と連絡をとりあって情報をまとめて朝日アピタルに提供しておきました。こちらの場合は、知人の遺族が情報公開に積極的ではない為、紙面には掲載しないでおくとの記者さんのお返事がありましたが、貴重な資料として今後の参考にしていくとのことでした。
by Katase (2010-12-03 01:52) 

pooh

> Kataseさん

いらっしゃいませ(kikulogのコメント欄なんかでお見かけするKataseさんですよね?)。

アンダルシアさんやKataseさんのご友人のようなかたは何人もいらっしゃるでしょうし、またそのご友人の身近に、アンダルシアさんやKataseさんのようなかたもまた、いらっしゃるんだと思うんですよ。で、誰しも(ぼくも)いつ、その場所に立つことになるのか、はわからないわけです。そのことは現実としてある。訴えるのかどうか、咎を問えるのかどうか、と云う話とはすこし違う次元で、そのこと自体はできれば知らしめられてほしい、みたいに感じます。

ホメオパシーに関する朝日アピタルの、そして長野記者の仕事のすばらしさは、その視点の慎重な確かさにあったと思っています。こちらの記事に見られる姿勢です。
https://aspara.asahi.com/blog/kochiraapital/entry/dTXfi5U5Jx
材料の提供として割りきってでも、コンタクトしていただく意味はあるのではないか、と思います。これから思い悩むことになるであろう、けして数少ないとは思えない、アンダルシアさんやKataseさんのような場所に立つことになるひとたち(他人事ではないですが)のために。
by pooh (2010-12-03 07:41) 

Katase

> poohさん

初めてこちらに書き込んだのに、ご挨拶が遅れてすみません。
そうです、kikulogにお邪魔させて頂いているKataseです。
宜しくお願いします。m(_ _)m

こういった怪しい療法(ホメオパシーのレメディには効果が無いことが既に判明しています)に頼ることによって犠牲者が出ているという事実を社会に知らせていき、自分達の身を守るための情報・知識として多くの人達と共有していくことは、新たな犠牲者を生み出させない為にも必要なのではないかと思っています。

私の知人の様な悲惨な目に遭う被害者は、もうこれ以上出て欲しくないと思っております。
by Katase (2010-12-03 15:01) 

pooh

> Kataseさん

いやまぁうちはごあいさつとかいらないブログなんですが、同じ方なのかな、みたいに思っただけです。

なんと云うか、自分はそう云う思いをしたくないし、自分がしたくない以上だれにもそう云う思いはしてほしくないし、と云うこと以上のものではないんですけどね。

いろいろあれこれ考えてきて思ったんですけど、基本的に「信じる」気持ちとは勝負できないんだろうな、みたいに感じています。だとすればなにができるのか、と云うと、信じる前に「知って」もらうか、あるいは「信じさせる」ことの罪深さを訴えていくしかないのかな、みたいに思ったり。
by pooh (2010-12-03 22:28) 

Katase

> poohさん

kikulogでも何度か指摘されていますが、信じ切ってしまっている所謂マインドコントロールの様な状態になってしまった人達には、批判的な声を聞き入れてもらうのは至難の業だと思います。

怪しい療法などに接する前のワクチンの様な感じで、警戒心を持って貰う為の情報を広く提供できれば、無警戒に引き込まれてしまう人の数は減るだろうと思います。

でも、その人の性分として、どうしてもスピリチュアル系に親和性があって、周囲を振り切ってでも怪しい系に走っていく人達も一部に存在すると思うので、そういう人に対しては事前に情報を提供しておいても難しいとは思いますが、それでも一度立ち止まって考えて貰える材料は常に提供しておいた方が良いと思っています。

「信じさせる」ことの罪深さは、それを広めるのが善行だと思って怪しいものを普及する活動に酔いしれてしまっている人達には、批判的な意見を言って良心に訴えかけてもすぐに理解して貰うのはこれも難しいかとも思いますが、その先にどうなる可能性があるのかという判断材料を地道に示していき、少しずつでも自分達の勧誘行動について考えて欲しいと思っています。

金儲けとして怪しい療法を施術している人達には、それを生活の糧にしていることもあり、良心に訴えても無理でしょうし、そういう人達には毅然とした態度で批判をしていく必要がありますね。

古今東西、怪しい物は常に一定割合で生み出されている様子なので、完全に撲滅するなんてのは困難だろうとも思っています。
少しでもそういった怪しげな物による被害者を減らしていくという方向で、社会に情報提供してなるべく多くの人達に知って貰うことがやはり(自分達が出来る範囲では)有効なのではないかと考えています。

あとは、薬事法や医師法を行政が適切に適応して悪質な業者を取り締まっていって欲しいとも思いますが…。
by Katase (2010-12-05 02:47) 

Katase

先の私のコメントの最後の部分ですが、誤字発見。

薬事法や医師法を行政が適切に適応して

(訂正)→薬事法や医師法を行政が適切に適用して

by Katase (2010-12-05 02:52) 

pooh

> Kataseさん

> スピリチュアル系に親和性があって、周囲を振り切ってでも怪しい系に走っていく人達も一部に存在する

一部に存在する、と云うか、ぼくの認識(と云うか、うちの論調)ではむしろ、人間がその内的な基準に基づいて「合理的に」判断すると、結果としてそう云う方向に向かうことになる、みたいに考えています。このブログでニセ科学周辺の話題に関して「呪術」に関する議論がひんぱんに持ち出されるのは、そう云う認識があるから、だったり。
「知ること」は外的な基準に判断を照らす方法を持つことであり、ここにおいて自然科学は共有可能な外的基準を提供しうる、現時点でもっとも有効性を認められた方法だ、みたいなお話ですね。
このへんで書いたことが関係してくるかな。
http://schutsengel.blog.so-net.ne.jp/2008-05-01
http://schutsengel.blog.so-net.ne.jp/2008-09-22
議論をホメオパシーに絞り込むと、こっちとかが関係してくるかも。
http://schutsengel.blog.so-net.ne.jp/2009-11-12

> それを広めるのが善行だと思って怪しいものを普及する活動に酔いしれてしまっている人達

いろんな方のご指摘があるとおり、やっぱりこのあたり、いちばんやっかいな要素のひとつ、なんですよねぇ。ぼくはすぐに「イノセンスは結果について免責にならない」みたいに云い出しますけど。

> 古今東西、怪しい物は常に一定割合で生み出されている様子なので、完全に撲滅するなんてのは困難だろう

と云うか、ぼくの認識ではこれは「人間の基本仕様」にもとづくものなので、本質的な意味での撲滅は不可能です。なんらかの手段で可能になったとしても、根源的な意味で人間のそう云う性向をなくしてしまうことは、同時に多くの人間のもちうる可能性をスポイルしてしまうことにもまた、なるわけで。
だから、「知る」こと、「知らしめる」ことが重要になってくるわけですよね。

> 薬事法や医師法を行政が適切に適用して

まぁこれは確かにおっしゃるとおりです。
by pooh (2010-12-05 09:39) 

Katase

人間は呪術的なものに向かうのが「基本仕様」だとするお考えは、一理あると思います。

現代人でも、今の科学知識を剥奪して全員"記憶喪失"にしてしまったら、原始時代と同じ様なシャーマンが仕切る社会になる可能性が高いかもしれませんね。

科学的な思考法は、人間が文化として土器→石器→青銅器→鉄器などと生活に役立つツールを開発してきたのと同様に、科学的な思考は合理的な考え方のツールとして、文化の積み重ねにより、ある時は天才的な人も介在して、生活に役立つより確実な判断を下す思考手段の方法として開発されてきた、文明の利器としてのツールの一種ではないかとも考えています。

「科学的(合理的)な思考」をどの様な方法を採用するかの判断基準に適用していくと、呪術的な占いや思い込みによって実施されてきた方法よりも確実に効果を上げていって、序々に社会に「これは良い方法だと」認められて浸透していったのではないかと思います。

科学的な思考を嫌って呪術に走ることは、鉄製の鎌(現代ならトラクター)を使うのを嫌って、作物の収穫を素手のみで非効率にあくせくと行う様なものかも知れません。

人間の「基本仕様」として、現代の複雑なコンピューターに至るまでの道具を使いこなす能力が潜在的に備わっていたのだとすると、科学的思考方法の様な合理的な思考・判断をする能力も人間には潜在的に備わっていて、それを活用できる知識を蓄積してきたからこそ使いこなせる様になったと考える事もできるかと思います。

上手くまとまらなくてすみません。
呪術を懐疑的に見る「思考能力」も、基本仕様の1つに備わっていたけれども、より文化的に高度なレベルなので遅れて発達してきたのではないかと想像しているということです。
でもこれって、あくまで私個人のいい加減な推測です。(^^;)
文化人類学者さんからは、いっぱい突っ込まれそう。

そして、私は天然ボケな所があるので(自覚がちゃんとあるらしい…)、話のポイントを外していたらごめんなさい。
by Katase (2010-12-06 01:28) 

pooh

> Kataseさん

> 原始時代と同じ様なシャーマンが仕切る社会になる

科学や社会が進歩しても、それは人間の根本的な進歩をもたらしたわけではないですからね。

> 科学的思考方法の様な合理的な思考・判断をする能力も人間には潜在的に備わっていて、それを活用できる知識を蓄積してきたからこそ使いこなせる様になったと考える事もできるかと思います。

これはたぶん、そう云うことなんだろうな、みたいには思います。外部化されて蓄積された、と云う部分がたぶん、ポイントで。

> 呪術を懐疑的に見る「思考能力」も、基本仕様の1つに備わっていたけれども、より文化的に高度なレベルなので遅れて発達してきたのではないか

あんまり裏付けのないお話ですけど、能力、と云った部分では、とくに発達したとかそう云うことじゃないんじゃないか、みたいに思うんですね。ただ、メソッドを手に入れて使い方を覚えた、と云うようなことはあるんだと思うんですが。
by pooh (2010-12-06 07:46) 

Katase

> poohさん

>ただ、メソッドを手に入れて使い方を覚えた、と云うようなことはあるんだと思うんですが。

そんな感じだと思います。私が書いたところのその部分の「発達」というのは、技を磨いて使いこなせる様になるというイメージでもあります。

武道家が師匠などに教わったりしながら基本となる武術を身につけ、さらに自ら高度な技を編み出していくというのと似たイメージというか。

鳥山明のドラゴンボールはご存知ですよね。(きっと知っていると思って勝手に話を進めます)
孫悟空が最初は亀仙人のじっちゃんに武術を習い始めて、教わったカメハメ派などの技を使える様になって次々と手強い敵と戦って技を使いこなしていき、次のステップアップとしてカリン様→神様→界王様→界王神様などとよりレベルの高い師匠について修行を続け、ついには元気玉という必殺技を編み出して強敵をやっつける…、みたいな?(笑)
悟空が身につけた技も、多くの達人達によって培われた歴史の上にあるのです。でも、そういう高度な技を使いこなせる悟空達サイヤ人には(ベジータは最初のうちは悟空を下級戦士とナメていましたが)、かなり優秀な戦士としての潜在的な能力が備わっていたからこそ達成できたのだと思います。

科学的な考え方や技能も、小学校→中学校→高校→大学→大学院(修士)→大学院(博士)→ポスドクみたいに、指導者のレベルを上げていって習得して磨いていき、さらに新たな技を編み出していくところは、そんな感じであるかとも思ったりしています。
また、どんな師匠につくかによっても能力の磨かれ方が変わってくるという点でも似ているかも…。

例えが変でごめんなさい。

追加すると、
科学的な思考ができることも人間の「基本仕様の1つ」だと考える根拠としては、「科学」は人種の違いやその人がたまたま所属する文化の価値観に左右されずに「普遍的に共通した概念」として存在しているものだからというのもあります。

また、とりとめなくてすみません。
by Katase (2010-12-06 09:08) 

pooh

> Kataseさん

> 武道家が師匠などに教わったりしながら基本となる武術を身につけ、さらに自ら高度な技を編み出していくというのと似たイメージというか。

「巨人の肩に乗る」と云うたとえ話がよく用いられますよね。
あれ? ちょっと違うか。このたとえは巨人が世界にただひとりしかいないことが前提とされてるもんな。

> 科学的な思考ができることも人間の「基本仕様の1つ」だと考える根拠としては、「科学」は人種の違いやその人がたまたま所属する文化の価値観に左右されずに「普遍的に共通した概念」として存在しているものだからというのもあります。

なんか、おっしゃる感じがわかってきたような気もします。
理解を共有できるベースとなるものがあらかじめインストールされている、みたいな感じですよね。そこについては、異論はないです。
by pooh (2010-12-06 21:43) 

マックス

初めまして、このサイトをみつけて嬉しく思います
私は両親共末期ガンでなくし、当時は助けられるのであれば藁をもすがる気持ちでした。他界後、代替医療に興味をもち、ブログでみつけた
V師に共感を抱き、、しかし、たくさんの矛盾が彼女のブログには現れていることにきずくには遅くはありませんでした。
医師と名乗り、がん患者の治療をしながら、数々のビジネス
日本には毎月来てお祭り騒ぎ。

そんな人がどうして医師を名のっているのか、そのセミナーにお金を払って行く人の気持ちも理解できません。

アンダルシアさんの投稿を読んで納得できました。
金儲けに病気の人や苦しんでいる家族を利用するのは犯罪だと思います。表向きには人助けといいながら、セミナー中に商売をしている。

医者でもないのに、書籍で学んだ頭でっかちな知識をじゃらじゃら着飾ったセレブファッションといかにも、自分がセレブであるかのような生活を紹介し、信者にアプローチしている姿

それをかっこいい、とか、あこがれとか言っている人たち

どうでもいいことなのかもしれませんが、人の命に係る事を
セミナーで話しているので、それをうのみにする人たちがいて
心配です

きっと、なにかが起こったときには
彼女はきっとこう言うでしょう

”自分で判断して自分で決断する”

その過程でたくさんの情報を伝授したにもかかわらず。。。

怖いです。






by マックス (2010-12-12 19:19) 

pooh

> マックスさん

いらっしゃいませ。

> V師に共感を抱き、、

ひじょうに他人事くさい云い方をしてしまって申し訳ないですが、この共感がどこから生じるのか、と云うのがキーポイントのひとつになってくるのかも、みたいに思ったりします。感覚的には分からなくもないんですが、現にビジネスのリソースとして活用できているわけなので、たぶんそこにはなにかしらの技術があるんだろうな、みたいな。

> 金儲けに病気の人や苦しんでいる家族を利用するのは犯罪だと思います。

医療系のニセ科学にビジネスとしてたずさわる、と云うことは、基本的にそう云うことなんだと思います。たとえそれが「善意」に基づいていても。

> きっと、なにかが起こったときには
> 彼女はきっとこう言うでしょう
>
> ”自分で判断して自分で決断する”

もちろんそうでしょうね。そこを前提におかないとあぶなくてしかたのないビジネスモデルですから。
なぜその程度のものがこれほど求められるのか、と云う部分は(不謹慎ながら)興味深い、みたいにも感じますけど。
by pooh (2010-12-12 21:21) 

XV

随分前の方に返信させて頂くのは恐縮ですが、

>うさぎ林檎さん

>最近Vanillaさんて代替医療師てことにしてるんですか?前は医師とか治療してるとか無防備に書いておられた方ですよね。

代替医療師は、ホメオパシーという医学の医師らしいですよ。
http://www.ashia.to/profile/show/id/66281
by XV (2010-12-17 13:38) 

pooh

> XVさん

いらっしゃいませ。
古いエントリやコメントへのレスポンスは、ここではいつでも歓迎ですよ。ただ、ぼく以外のひとへのレスポンスについては、そのひとがここを見ているかどうかわからないので、反応がなくても許容してくださいね。

ご紹介のページでも、肩書きは「代替医療師」になっていますね。
ホメオパシーは通常医療ではないので、それに従事するひとが医師を名乗ると、それは医師法に抵触する詐称となります(日本では。シンガポールではどうなのかわかりません)。このあたり、行政のホメオパシーに対する視線も以前ほど緩くはないので、ちょっと気をつけて名乗り方を変えたのかな、みたいなお話かと。
ちなみにVanilla氏が「医師」を名乗っていた時期があったのかどうか、についてはぼくは知りません。
by pooh (2010-12-17 21:34) 

XV

Pooh様、コメントを早々頂きながら、お返事が遅くなってすみません。お心遣いありがとうございます。反応がないのは承知の上で投稿させて頂いたのでご安心下さい。子供じみた登場となりましたが、大人の意見が多く集まるこのブログはいつも拝読しています。これからも、よろしくお願いします。
by XV (2010-12-29 01:59) 

pooh

> XVさん

了解です。
またいつでもお越し下さい。
by pooh (2010-12-29 07:51) 

亜樹

はじめまして。

Poohさんの記事と皆さんのコメントを全て読ませて頂いたのですが、
今、怒りと悔しさで身体の震えが止まりません。
場違いな事は承知しておりますが、私にもコメントさせて下さい。

Vanilla氏を知ったきっかけは、私が親しくしていたAさんというブロガーでした。
素朴で熱心で真っ直ぐな方と思っていたAさんの様子が見る見る内に変わっていったのを疑問に思った私は彼女のブログをよく調べてみたんです。

するとVanilla氏と、Vanilla氏を取り巻く方々と親しくなってから激変した事が分かりました。

そこからこの「Vanilla」という方のブログを見てみる事にしたのですが、
まず思ったのは「何なの?!この人!」ということです。

『代替医療師』という肩書きを振り回して、独断と偏見と無知に溢れた発言をしまくっているではありませんか。

そして毎回の記事に、チャラチャラと着飾ったご自分の顔と全身の自撮り写真を貼り付けると
その度に信者達から入る「今日もお綺麗ですぅ~」「素敵~!Vanillaさんの笑顔は最高!」というコメント。

日本に度々来ては、腹心の白河氏と共に着飾り「セミナー」とやらで信者を集めて荒稼ぎし、
その時間以外は、同じ様な女性(自称セレブ)を集めてパーティーか、
もしくは「〇〇社長」や「〇〇編集長」等々の「いかにも」といった肩書きを持った方々とのコネづくりに奔走していらっしゃいます。

もう、プロフも胡散臭ければ、言う事やる事全てが胡散臭く
何でこんな女性達にAさん達がハマってしまったのか自分なりに考えてみました。

人(特に女性)は、自分が言って欲しい事だけを言ってくれる人が大好きです。そして信用します。
それに情けない事ですが、女性の多くは「セレブ」という生き物に憧れを持ち羨望の眼差しで見る傾向があります。

「代替医療師」という肩書きの他にも色々な仕事を持つ女性起業家として成功し、
素敵な夫と可愛い子供達に囲まれ40過ぎに見えない若さとスタイルを保っている。
いつも綺麗に着飾り、自分達には無縁な所へしょっちゅう出入りしている。
そして常に自分が言って欲しい事だけを言ってくれる。

そんなVanilla氏は、Aさん達にとって、理想の女性になってしまったのだと考えました。
そして『自分を癒し元気を与え、勇気付けてくれる絶対的な教祖』となっていったのではないでしょうか。

でも誰に憧れようが、誰を目標にしようが、その人の自由ですから
そこに私が口を挟むわけにはいかないと、何も言わずにいたのですが、
大震災が起こってからのVanilla氏の記事の、あまりの不謹慎さと非常識さに黙っていられず私のブログで記事として取り上げました。

私のブログはアメブロというどうしようもないブログです。
そんなブログで人気があった所で何の自慢にもならないのですが、
「アメーバいちおし有名ブログ」というものにも認定されております。
ランキングに参加していた時は一日10万~15万アクセスがありました。
最高は25万アクセスです。
ランキングを降りた今でも記事を上げると5万以上のアクセスはあるので、それを利用しない手はないと思ったんです。
(気分を害されたら申し訳ありません。)


その、まるで日本国民とは思えない言動・・・

「不謹慎かもしれないけれど数年ぶりのモノレールにウキウキ」と笑顔の自撮り写真を載せ
また他の記事では「(地震があって)今ティールームでヒマしてます。誰か突撃して~」と発言。

(この後非難が殺到してこの文はコッソリ書き換えたり削除されました。あと“追記”として不謹慎な記事や写真をUPした言い訳をしています)

またこの件に際して、腹心の白河氏がとんでもない暴言を言い放っていました。

>中には、お茶している写真をブログに載せただけで非難されているカワイソウな方もいます。
>これって、何か変じゃない

>こんな目の前の生きることで精いっぱいの方たちにとって、何百キロ離れたところにすむ赤の他人が、哀悼の意を表してくれても嬉しくなんかありませんし、
>逆に楽しい記事を書いていたって、知ったこっちゃありません。
>全くの別世界です。

>だから、個人の日記であるブログに何を書くかはまったくその人の自由。
>だって、被災者の方にとって、何の影響もないのですもの。
>それを外野がとやかく言うのは、見当違いもはなはだしい。

>たしかに、何千人も被災地の方がなくなっているときに、あまりにも浮かれているようなブログだったら、ひんしゅくを買うかもしれませんね。
>でも、こうも考えられます。
>読んだ人が不快になる
>じゃ、読まなきゃいいじゃない

>最後に、「そんな危険な情報【注1】を書かないでください」とか(政府の発表どおりの)「正しい情報だけを書いてください」 という方たちもありました(爆)。
>が、情報って、しょせん取捨選択はあなた自身がするもの。
>自分が信じなければいいじゃ~ん
>ザッツ・オール
>「そんな記事を他の人が信じたら困ります」
>信じたい人は信じればいいの。余計なお世話。
>ザッツ・オール

【注1】放射線の専門家でもないVanilla氏と白河氏は放射線被害の恐ろしさについてや、被爆してしまったら、という記事を何度も書いています。


この方々の「信じる人は信じればいい」「信じたくなければ信じなければいい」
「何を言おうが何を書こうが自分の勝手」というこの持論・・・

私には理解不能でした。


じゃ、書いた人の責任というのは全くないの?!
貴女達が書いた物によって何かトラブルが起きても関係ないと?!
それは自己責任であって貴女達には何の責任もないと?!
この人たちって本当に何なの?!本当に人間?!

と・・・・もう何とも言い様のない理不尽さを感じ、
この怒りを誰に訴えたらいいのだろうと、眠れないほどになっておりましたが、ここにお邪魔して謎が解けました。
「どうして?!何で?!」と思っていた事の殆どが分かりました。

しかしながら、私が想像していた以上の悪質さ、人でなしさに愕然です。

特にアンダルシアさんのお話・・・・
もう言葉がありません。

お会いした事もない方の、初めて聞いた話に
悔しくて悔しくて涙が止まりませんでした。

新参者が長々とお話させて頂いて本当にすいません。
でも本当にこんな人たちが胸を張って堂々と生きている事が許せないんです。
こんな事許してしまっていいはずがない。


最後になりますが、Vanilla氏と白河氏は今回の大震災を利用してホメオパシーの普及活動を活発に行っています。
リメディーの無料配布も頻繁に宣伝しています。

そして、
放射線の専門家でも何でもない彼女たちは「放射能被害について」「被爆した際の対処法」と言ったセミナーをも催しています。
参加費用は5千円で、定員数120人としていますから単純計算で収益は60万円になります。
彼女達はその中から20%(12万円)だけを義捐金として寄付するそうです。
では、残りの48万円の行方は?

それって「被災者のため」って言えるんですか?

私はこの人たちを絶対に許さない。

by 亜樹 (2011-03-23 00:28) 

亜樹

ごめんなさい!!

Poohさん、仙台の方だったんですね!

こんな大変な目に遭われている最中に申し訳ありませんでした。

最新記事の方でもお詫びさせて下さい。

本当にすいません・・・・

by 亜樹 (2011-03-23 01:32) 

pooh

> 亜樹さん

いらっしゃいませ。
ちょっと事情がありましたので、亀レスをご勘弁ください。

> そんなVanilla氏は、Aさん達にとって、理想の女性になってしまったのだ

こう云う種類の真理、って云うのはやっぱり存在するんだろうなぁ、みたいに思います。たぶん、女性特有のもの、と云うわけではなく。

> じゃ、書いた人の責任というのは全くないの?!

そう云うことにしないと、成り立たないビジネスなんですよ。

で、根本的にそう云うことにしないと成り立たないモデルのビジネスと云うのは、社会のなかに存在してはいけないんです。そう云う話だと思います。

> Vanilla氏と白河氏は今回の大震災を利用してホメオパシーの普及活動を活発に行っています。

仙台にも来るようですね。

あまり限度を超えるようだと、ぼくもまた批判の声をあげていく、と云うことになるかと思います。
by pooh (2011-03-25 18:39) 

代替医療師Vanilla氏(アレクサンダー陽子)にまつわる現象

こちらのブログ、コメント欄を大変興味深く読ませていただきました。というのも、私はここ1年ほど、Vanilla(アレクサンダー陽子)氏にまつわる現象をウォッチしていて、いろいろと考えさせられることがあったからです。

Vanilla氏については、2年ほど前、ある健康ブログカテゴリーで、Vanilla氏を絶賛する人の記事があり、それがきっかけで知りました。

私の彼女に対する第一印象は、「タレント(芸能人)みたい、美容ファッション系で軽い」というもので、専門(らしい)健康に関する記事はいたって基本的な内容であまりつっこんだ点もなく、私はそれでスルーするつもりでした。

ところが、その後あらゆるところで「先生」と持ち上げられておられるようなので、しばらくブログを読んだり、彼女と交流のある人のブログも拝見して、何が彼女を「先生」と呼ばせ、短期間で信者を増やしているのだろう、と大変興味がわきました。

1年近く観察した結果、わかったことは、Vanilla氏は見かけによらず(失礼)、かなり頭がよく、戦略家だということです。
自分のセレブ的な外見、境遇、経済力を最大限活用し、ビジネスを展開している、ビジネスマンなのです。彼女の頭のいいころは、自分の頭の切れるところをあえて前面に出さず、あくまで「私、全部できないの、誰か助けてえー」と甘えてみせる、他人の力を使う能力の高さにあると見ました。

そして、毎日彼女のブログでほぼ毎回必ず目にするのが、彼女のスマイル写真。彼女の写真を毎日目にするうちに、その笑顔の魅力にとりつかれ、彼女を好意的に感じ、毎日ブログを読まずには落ち着かない自分に気がつき、愕然としました。

これこそ「依存」の第一歩だと思ったからです。私は海外に住み、批判精神の強い個人主義の社会で、鍛えられてきたはずなのですが、その私でも、あやうく盲目的に彼女の言うことは全て信じる、まねしたい「Vanilla信者」になりかけているという事実に気がつき、危機感を感じたわけです。

ましてや、集団心理が働きやすい日本で、彼女のセミナーに参加したり、実際に会ったりする機会のある人にとっては、彼女に心酔していく可能性はもっと高いと思いました。

Vanilla氏は何度も「依存はよくない、自分で考えて、自分で選択してね」と言っておられます。多分、心からそう思われているとは思いますが、彼女自身の行動をブログで見ていると、彼女の言動それ自体が依存をひきつける原因になっていることも多いです。

彼女を「医師」として信頼しきってガンで痛みに苦しんでこの世を去った人がいたというのが事実であれば、それはとても悲しいことです。私は、彼女は「医師」としてはあまり信用できません。時間にルーズ、人によく頼る、事務手配を忘れる、集中力なさそう、いつ勉強する時間があるのかなど、ちょっと心配なことが多いから。でも「ビジネスマン」「人を集め、人を使うプロ」としてはかなり腕がいいと見ています。代替医療師という肩書きが、たぶん誤解を招いているのでしょう。実業家という肩書きだったら、彼女に全てを託して命を落とす人もいないでしょう。

それでも多くの人が代替医療師Vanilla氏に心酔する理由を考えてみました。

1 バブル期のような華やかさを味わえる

2 「美、家族、経済力、キャリア、名声、といったすべてを
   手にいれることが可能」というロールモデルとして最適

3 自分もがんばったら「セレブ」仲間に入れるかも、という
  欲望を掻き立てられる

4 実際の年齢(45歳)よりもずっと若く見えるV師と同じよ
  うになれるかもと思わされる

要するに、30代、40代を中心とする女性層が憧れる対象としてV師は多くの要素を持ち合わせているのです。その年代の女性層は「このままではいけない、がんばれば良くなる。もっともっと」という70代、80年代の価値観があります。V師は、その最たるもので、「もっともっと」という反環境保護的価値観には目を見張るものがあります。

「レス イズ モア (Less Is More)」こそが、生活の質を高め、現代病にかかっている私たちが癒される近道だと思うのですが。

確かに、V師に心酔し、Vanillaワールドで遊んでいる時間は幸せになれます。でも、私たちの現実はVanillaワールドから帰ってきてから残された、もっともっと長い時間の中にあるわけです。

Vanillaワールドで得られる快感が大きければ大きいほど、自分の時間にもどった時の落差がはげしく、気分が落ち込んだり、「禁断症状」がでることも。そんな状態に陥ったいる女性のブログをあちこちで見かけます。

「憧れ」をもつことは、生きる力になるし、元気がでます。でも、自分の足で立っていないと、「憧れ」の虚構の世界(Vワールド)に取り込まれ、自分自身を見失い、健康で幸福な人生から足を踏み外してしまいます。

よほど、確かな強い自分というものをもっていない人は、V師に近づかない方が安全だと思いました。日本人の女性は依存症の人が多いので、心配です。

つい、長くなってしまいました。
読んでくださってありがとう。





by 代替医療師Vanilla氏(アレクサンダー陽子)にまつわる現象 (2011-08-27 16:02) 

pooh

> 代替医療師Vanilla氏(アレクサンダー陽子)にまつわる現象 さん(と云うお名前でよろしいんでしょうか。対話しづらいので、もし次にコメントをいただけるようなことがありましたら、お名前らしいハンドルをお使いいただけるとありがたいです)

いらっしゃいませ。

まぁ、そう云う商売の仕方はあるんだと思うんですよ。夢を売る商売がいちがいに悪いわけではないですし、憧れを商材にして収入に変えるのもまぁ、ありです。
ただ代替医療、それも効果のないホメオパシーと云うニセ科学を商材に使うのは、それがひとの健康や、場合によっては生き死にに関わる可能性があることであるだけに、問題だと思います。百歩譲ってお金と時間の余っているセレブリティ・ワナビーが自分の健康を害するのも愚行権の一部だ、と云う判断もできますが、自分のこどもに適用したり知人に流布したり、と云うのは許される話ではないです。

> Vanilla氏は何度も「依存はよくない、自分で考えて、自分で選択してね」と言っておられます。多分、心からそう思われているとは思います

これは単なるエクスキューズだと思いますよ。彼女の療法で治る病気はそもそもなにもしなくても治る病気なわけですし、基本的に効果のない代替医療で商売をしているわけなので、「クライアントが自分で判断したうえでの自己責任(つまりは自分は責任を負わない)」と云うスタンスを標榜しておかないと危なくてしょうがない。
非常に卑怯な手口だと思いますけどね。
by pooh (2011-08-27 23:31) 

pooh

こちらのエントリへのアクセスが検索経由で妙に散発してるんだけど(たいしたことはないけど、それでも2年も前のエントリなのに)、シンガポールでなにかあったんかいな。
by pooh (2012-08-08 12:02) 

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