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リソースの配分 [よしなしごと]

osakaecoさんのホメオパシーへの需要を「合法化」するためにと云うエントリを読んで、すこしだけ考えた。

植物人間として生きることは意味があるのだろうか。自分の生き甲斐を達成することと、残りの人生の生存期間のいずれを優先すべきだろうか。このようなことは、生存と生きることの価値との間でうまれる問題です。現実の医療現場がどうであれ、このような問題は、代替医療のほうが、ちゃんと向き合ってくれると多くのひとが感じているのではないでしょうか。
このことは、たぶんあるのだろう、と思う。逆に、相対的にこの部分を優先しない医療、と云うものが、多くの場合に代替医療を標榜するひとたちに藁人形として晒されたりもするような状況があるようにも感じる。

ギャンブルへの欲求が社会にあるにもかかわらず、それを非合法なもとして蓋をするとそれらは、地下にもぐって、ヤクザの資金源になります。それと同様、ホメオパシーに向う欲求に正規の医療がこたえないと、あるいは、こたえられないと思われていると、それらの欲求は地下にもぐり、由井寅子の資金源になります。

これを避ける方法は、ドラッカーにもとづけば、医療の側でちゃんとしたマーケティングをするです。もし、正規の医療機関でホメオパシーの需要者のもつ欲求にこたえうる活動をしている医療機関は積極的にその情報をつたえる。それができていない医療機関は「市場」をリサーチし、それらにこたえうる体制をととのえる。これらのことは、とても難しいことではありますが、そういう姿勢を正規の医療機関が示すだけで、状況はずいぶん変るようには思います。(すでに、そういう活動をしている医療機関があれば、情報をいただけるとうれしいです。)

このあたり、つまりはマーケティングの問題に関して云えば、それは医療だけではなくて、たとえばニセ科学の問題に関しては全般的にあてはまる。アカデミズムもマーケティングが足りないんじゃないか、みたいな話で、何年か前はぼくもけっこうそのへんを主張してた(結局のところそんな主張をしても、反応してくれるのはそのあたりのことを先刻ご承知のひとたちばかりだったのでやめてしまったけど)。
結局のところ、何度も書いてきたけれどこの根本にはリソース配分の問題が横たわる。マーケティングは収益と云う結果を目指して行われるものなので、本質的にそこに向かわない営為にはリソースが割かれる道理はない。もちろんそこをosakaecoさんがわかってないわけではなくて。
素人目にも、現在の医療制度では、これらのマーケティング活動を個々の医療機関がすることの障害があります。医療機関のマーケティング活動は医療行為とみなされていません。これらの活動を医療機関がおこなう場合、それらにかかる費用は診療報酬や看護報酬からのもちだしとなるのではないでしょうか。
実質的にこう云う(金銭的な面だけではない)もちだしによって医療がまかなわれている部分はけっこうあるのだろうけれど(そのへんは海堂尊がけっこうテーマにしてる)、でも医療に携わる人間がそこにそれほどのプライオリティを置くともちょっと思えない。
ついでに、助産婦協会のホメオパシーへの接近が問題にされていますが、逆に正規の医療機関が妊婦の自助グループを支援するといった活動をすれば、ホメオパシーへ流れる妊婦は減るようにおもうのですが、どうでしょうか。
これもたぶんリソース配分の問題だよなぁ。現実問題、医療の専門家が効果のない代替医療に対してアクションを起こすことは、ボランティアベースでしかなしえないのが現状なんだろうから。

そのへんはそのへんとして、「ホメオパシーの合法化」と云うのは、実現すれば想定される被害を減らすけっこういいアイディア、だと思う。レメディへの適切な薬価設定、ホメオパスへの通常医療従事者と同基準での職業上の倫理・責任の適用がなされれば、ぼく個人はホメオパシーが容認されてもかまわない、みたいには思っているので。
まぁそんなことは起きないだろう、とかたかをくくってるから、ホメオパシー業者はためらいなく陰謀論に基づく殉教者を気取っていられるんだろうけどね。
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mimon

ホメオパシーに関して、うさぎ林檎さんが怒りで「紅玉」になりそうなページを見つけました。
ホメジャの代理店に載っている「レメディー単品36バースキット」です(ウェブ魚拓)。
http://megalodon.jp/2010-0722-0611-01/ezkmk8t.ocnk.net/product-list/8
バースキットですから、新生児を対象にしたものだと思われます。
どれもすごい症状が書かれていますが、例えば上から16番目の「Laur.200c」では、
> ●呼吸の停止とチアノーゼ
なんて書かれています。確かに、「効く」とは、書いていませんけれども、
これは、人工呼吸をしながら救急車を呼ぶような重篤な事態ですので、
「ホメオパシー」の出番でないのは、明らかです。
ホメジャ本体には、症状すら載っていませんから(ウェブ魚拓)、
http://megalodon.jp/2010-0722-0621-14/www.homoeopathy.gr.jp/cart/hj/index.php?m=prod_detail&out_html=detail_kit_hj&syo_mas_num=AA004C
何のことだかわからない構造ですが、上記のような症状に推奨していることは、確かでしょう。

ここまで来ましたら、「ギャンブル」に例えるのは、不適切で、「覚醒剤」に該当するような代物だと思います。
by mimon (2010-07-22 06:30) 

pooh

> mimonさん

ホメオパシー信奉者・業者の言説にはけっこうひんぱんに「セルフケア」的な文脈がでてくるんですけど、それってぼくの想像力の届く範囲でイメージできるホメオパシーのメリットを完全にスポイルする発想だよなぁ、とか思ったりします。
by pooh (2010-07-22 07:33) 

TAKESAN

お早うございます。

医療関係者のマーケティングが不足している、というのは、ある程度当てはまるのかも知れません。理由は違いますが、シンとエルンストの本でも、未検証もしくは既反証の療法が広まった責任を医療関係者にも問うていますね(効かないものについて周知するキャンペーンを怠ってきたという理由)。いずれにしても、実際にどのような具合であるかは、医療に関する社会学的な検討がなされ確かめられる必要があるかと思います。

で、いつもの話ですが、ホメオパシー容認、という部分については、そうした場合に考えられる害、科学や社会システムとの整合性などについてもよくよく考察して論ずるべきと思っています(率直に言うと、全然足りていないと感じます)。論理的にはそれは、プラセボ容認を前提としますから、そこから含めて議論するのも必要なのかも知れません(私はプラセボ使用自体に反対です)。
by TAKESAN (2010-07-22 09:20) 

うさぎ林檎

こんにちは。

ハーネマンのプルービングは、毒そのものや毒っぽいものを飲んだらドンだけ気持ち悪くなったかを調べたのであって、決して症状が良くなったではないんですよね。だって”同種療法”だから、気持ち悪くなるものを見つければ良いわけです。

これひえたろうさんの所で紹介した分ですけど、出産中に呼吸困難になった赤ちゃんに与えるレメディー(カーボベジ=木炭)の説明が

ココから→
「由井寅子のホメオパシーガイドブック② ホメオパシー的妊娠と出産 自然出産をサポートする36レメディー」

普通は、酸欠なのになぜ炭素を入れるのかと思うじゃないですか。あなたたちの呼吸がどうなっているのかというと、酸素の5倍の二酸化炭素がないと深く呼吸することができないのです。だから二酸化炭素の役目がとても大事なのです。隅は二酸化炭素じゃないけれど蒸し焼きにした炭素で、酸素がひとつもありません。酸欠という点では同じです。カーボベジを入れることで酸素がひとつもなくなったように感じ、息をしはじめます。
←ココまで

なワケです………なんかホント、困っちゃいますよねぇ。

最近、poohさんを見習ってゆるーいホメ利用者のBlogを覗きました。
ご夫婦でホメオパシーの"自然"に共感していてレメディーを利用しています。でもお子さんが具合が悪い時はちゃんと病院に連れていってます。
Blogにレメディーのキットが載っていて、それ見るとホメジャ系。と謂うのもホメオパシーには某カリスマ助産師経由で辿り着いているからです。まぁ今のところ、相談会や講演会に参加されてないようなのがところが救いなんですけどね。

もっと国や医療関係者のカウンター情報が充実してくれると良いんですケド。
最近は、感染症診療の原則Blogの青木眞先生がホメオパシーを取り上げてくださったりするのが心強いことです。

#琴子ちゃんのお母さん、はてなに移動されました。理由は以下の通り。
http://d.hatena.ne.jp/jyosanin/
>批判を受けている助産師の知人と名乗る人物から、
>『名誉棄損や営業妨害で訴えるかもしれませんから、そちらの方で先になん
>とかしてください』
>との要請が入ったそうです。
#親切な"知人"がいたもんです(笑)。
by うさぎ林檎 (2010-07-22 12:44) 

pooh

> TAKESANさん

> ホメオパシー容認、という部分については、そうした場合に考えられる害、科学や社会システムとの整合性などについてもよくよく考察して論ずるべきと思っています(率直に言うと、全然足りていないと感じます)。論理的にはそれは、プラセボ容認を前提としますから、そこから含めて議論するのも必要なのかも知れません(私はプラセボ使用自体に反対です)。

ごもっともです。って、他人事みたいに書いてる場合じゃないですよね、ぼく。
ごめんなさい。ぼく個人も昨今リソースが足りていません(^^;。
by pooh (2010-07-22 22:38) 

pooh

> うさぎ林檎さん

> ”同種療法”だから、気持ち悪くなるものを見つければ良いわけです。

それじゃひょっとすると「同種」なのはわかるのかもしれませんけど、「療法」になるのかどうかはわかんないですよね。

> もっと国や医療関係者のカウンター情報が充実してくれると良いんですケド。

これは「文系理系問わずニセ科学の問題にはもっとアカデミシャンが立ち上がるべき!」と云う主張とある面同種で。体制の整っていないボランティアベースの活動はやっぱりなかなか続かない。

> 最近は、感染症診療の原則Blogの青木眞先生がホメオパシーを取り上げてくださったりするのが心強いことです。

これは、ほんとうに同感です。
言及するなりして支援するべきかなぁ、みたいにも思ったりしていました。

> #親切な"知人"がいたもんです(笑)。

言論に対して(ベーシックな水準での)言論で対抗できない、と云うこと自体、ひとつの判断材料にはなるわけで(馬脚を顕した、と云うか)。ちょっと前のapjさん関連の訴訟も、似た感じの印象でしたけど。
って、apjさんも言及してらっしゃいますね。さすがです。

http://www.cml-office.org/archive/?logid=527

いや、じつはぼくもここで、So-netからの警告をもらったことがあります。で、(情けないのですけど)ひっこめたエントリがあったりします。訴訟をにおわされたわけではなかったんですけどね、ほかのサービスへのエスケイプを試みたらそっちにもおなじようにブログサービス提供側からの警告が来ちゃって、八方ふさがりになったのでした。
by pooh (2010-07-22 22:45) 

mimon

うさぎ林檎さん、
> 気持ち悪くなるものを見つければ良いわけです。
私は、製鉄所なんていう所に勤めていまして、石炭やコークスなどの「炭」系は、いくらでもあります。
その上、それから発生する一酸化炭素やシアン化水素や硫化水素など、「気持ち悪くなるもの」ならいくらでも、身近にあります。
気体のレメディがあったら、原料にはこと欠きません。
売り込んでも、30Cに希釈して使うのでしたら、売り上げには貢献できそうにありませんが。

poohさん、
> ちょっと前のapjさん関連の訴訟も、似た感じの印象でしたけど。
そのapjさんの訴訟のうち、東京地裁の分の勝訴が確定しました。
http://www.i-foe.org/h19wa1493/bbs/tree.php#1
これで、何連勝目だろうか?「目指せ!千代の富士」とか、面と向かって言ったら、私もエジキになりかねませんので、やめておきます。
by mimon (2010-07-22 23:28) 

pooh

> mimonさん

> 「目指せ!千代の富士」

こあいです。
って云うかご本人好きでやってらっしゃるわけじゃないんですから。
by pooh (2010-07-23 07:34) 

うさぎ林檎

poohさん、こんにちは。

>それじゃひょっとすると「同種」なのはわかるのかもしれませんけど、「療法」になるのかどうかはわかんないですよね。

その辺のことは忘却からの帰還様で詳しく紹介されています。
>何も証明しないホメオパシーのProving
http://transact.seesaa.net/article/133631615.html

この事は私が今回オルガノンを読んでいて改めて確認したことの1つです。ハーネマンは「類似の法則」については無条件です。
それは地球が平だと信じていた時代の人達にとって地球が平らなように、ハーネマンにとって「全く健康な人に症状をもたらす物質は、その症状を治療できる」は自明のことだった。まぁ彼だけではなくこの時代の人にとっては奇異な考えではなかったのですケド。
なので「蜂(エイピス)に刺されると皮膚が腫れる」→腫れを治す、になっちゃうんですね。

>mimonさん

それでは、職場で窒息する心配はなさそうですね(笑)。
因みに、硫化水素は日本ホメオパシー医学協会によれば

>硫化水素に関する被害について
>2008年4月26日の横浜市のマンションで硫化水素によりマンションの住民約
>が一時避難したした事件がありましたが、それに対応するレメディーとして
>は次のものが考えられます。
> ●Sul-ac(硫酸)200C、Hydro(水素)200C などをおとりください。

そしてそのものずばりのレメディー
>Sulph-hidorg.(ソル・ハイドロジェン)

だ、そうでございます(溜息)。
by うさぎ林檎 (2010-07-23 17:08) 

pooh

> うさぎ林檎さん

> ハーネマンは「類似の法則」については無条件です。

なるほど。
「通常医療は間違うが、ホメオパシーは間違わない」んですね。
by pooh (2010-07-23 22:02) 

mimon

> うさぎ林檎さん
> >硫化水素に関する被害について
(中略)
> > ●Sul-ac(硫酸)200C、Hydro(水素)200C などをおとりください。

あはは、「硫」の字と「水素」の字が入っていたら、何でも「同種」だと思っているようですね。
たしかに、水素は、例えば、石油の中に含まれいてる、いろいろな硫黄化合物を硫化水素として取り出して、脱硫するのに使われますから、広義に解釈すれば、「お仲間」ともいえます。
硫酸は、どう考えても「異種」でしょう。
イオウは、いろいろな物に還元されたり、酸化されたりして、-2価から+6価までの偶数の酸化数をとります。
代表的な化学種で言うと、マイナス側から順に、硫化水素、硫黄、チオ硫酸、亜硫酸、硫酸です。
ですから、硫化水素と硫酸とは、正反対の物質で、むしろ「アロパシー」の方になりますね。
まあ、ホメジャに酸化とか還元とか考える能力が無いことくらい、自明ですけれども。
by mimon (2010-07-25 13:10) 

pooh

> mimonさん

漢字の字面は音と並んでつよい連想力を喚起します。
これは呪術にとって重要な要素だと思います。「納得できる」「信じられる」と云う感覚の多くの部分が、この連想力に依拠しているわけですから。
by pooh (2010-07-25 18:36) 

うさぎ林檎

poohさん、こんばんは。

ホメオパシーじゅじゅちゅに”漢字”って………orz
なんか色々、この上なく脱力しますね、ソレ。

レメディーの表記はほぼカタカナもしくは英語表記に拘っています。そしてホメジャ販売のレメディーは、その元物質は全く説明されてません。何が入っているか判らないんですよね、それは何も入ってないからこそ許される販売方法なわけですが。

じゅじゅちゅ的には"外来語としてのカタカナ"もしくは"外国語表記"の力に頼っている、ってことでしょうか?

>mimonさん

講義録①元素のレメディー(ジャン・ショートン)ジャン・ショートン(著)
あります(ま、他にもイロイロね)。

>オランダの革新的ホメオパスグループのリーダーであるジャン・ショートン氏
>が2000年11月に来日講演した内容を本にしたものです。

で、

>H(水素)、He(ヘリウム)、Li(リチウム)、Ne(ネオン)、O(酸素)、
>N(窒素)、 P(燐)、Cl(塩素)、Na(ナトリウム)、C(炭素)、S(硫黄)
>、Bi(ビスマス)、 Au(金)、As(砒素)、Cu(銅)、Ag(銀)、
>Pu(プルトニウム)、Xe(ゼノン)、 Ba(バリウム)、W(タングステン)、
>Rb(ルビジウム)、Fe(鉄)、 Ge(ゲルマニウム)、などなど、
>レメディーを興味深い話と共に紹介されています。

だそうですよ(一夜漬けの試験勉強を思い出します)。\3150もしますので一読はお奨めしません。流石にこの辺は図書館でも見つかりませんし。
by うさぎ林檎 (2010-07-25 21:41) 

pooh

> うさぎ林檎さん

えぇとですね。この場合、呪術の対象は利用者だけではないわけです。
呪術のロジックは施術するほう、販売するほうにも効果が必要なわけですよ。カタカナだろうと漢字だろうと、触れる人間の心理的なしくみに合致していないと呪術は発動しない(少なくとも「納得」とか「信じること」にはつながらない)ので、そこのところは重要ではあるわけで。
カタカナでも英語でも、まずは販売する側に呪術が効いている必要があるわけです。ただまぁ結局認識の共有をきっちり詰めるような志向はないわけなので、あるひとが漢字からの連想で類感呪術を獲得すれば、それはそれで発動する場合もあるわけですね。
by pooh (2010-07-25 22:00) 

mimon

> うさぎ林檎さん
>レメディーを興味深い話と共に紹介されています。

また、いろいろな元素を集めましたね。
値段の安いのも高いのも、毒性が無いのも有るのも、・・・。
そのなかで、「こいつは嘘だろう。」というのが
>Pu(プルトニウム)
です。
昔は、天然には存在しないと言われてたほどですが、ウラン鉱石だって、非常にゆっくりではありますが、原子炉と同じようにベータ崩壊しつつあるわけで、その途中にプルトニウムも発生します。ただ、プルトニウム自体が放射性物質ですから、生成と並行して崩壊して無くなっていきますので、結局、ウラン鉱石を根気よく探して、極微量見つけたら「めでたしめでたし」みたいな感じで、それをナニカに利用することなんて、考えた人はいないと思います。
現実的には、原子炉などで人工的に作られたプルトニウムしか存在しないと言っていいでしょう。ところが、原子爆弾を作るには、ウランで作るよりもプルトニウムで作るほうがはるかに簡単ですから、厳格な管理下におかれています。いくら金を払ったって、手に入るような代物ではありません。
それと、大気中では、プルトニウムは、二酸化プルトニウム(PuO2)の形で存在するのが自然なのですが、これは、全くと言っていいほど水に溶けない物質ですから、「水で薄めて・・・」なんて、考えられません。さすがに、フッ酸あたりでしたら溶かせますけれども、フッ酸は、特に製鉄所にあるような高濃度の物は、毒性どころか「危険性」の高い物質ですから、気楽に「トンシャカ」なんて、不可能なのです。
http://www.homoeopathy.co.jp/20091110_tonshaka/
by mimon (2010-07-26 06:40) 

pooh

> mimonさん

> いくら金を払ったって、手に入るような代物ではありません。

これはぼくも、そのはずだよなぁ、とか思ってました。
なんかあんまりまじめに突っ込む気にはなれなかったんですけど。
by pooh (2010-07-26 07:37) 

うさぎ林檎

こんばんは。

ホメジャのオンラインショップでプルトニウムは売ってなかったんですけど
セシウムとコバルトは売ってました。
Cob.(コバルタム)
Caes-h.(セシウム ハイドロクサイズ)
セシウム+水、かなぁ………爆発しないのかなぁ。

Pleades(プレアデス)、Polaris(ポラリス)、Rainbow(レインボー)、Stonhen(ストーンヘンジ)
何が入ってるのだろう……でもまだ呪術として正しい感じがします。

Chadok.(チャドクガ)、Hab.(ハブ)、Mukad.(ムカデ)
この辺で一気にじゅじゅちゅに成り下がっている(何故、突然日本語?)。

高ポーテンシー(高い希釈)の方が効力が高いと考えるのも科学と謂うより多分呪術的ですよね、数字に神秘性(力)を感じているわけですから。
そうすると、
Mobil-ph-1800(モバイルフォン 1800メガヘルツ)、Mobil-ph-900(モバイルフォン 900メガヘルツ)
これもその一環なんでしょうか。
by うさぎ林檎 (2010-07-27 00:07) 

pooh

> うさぎ林檎さん

> 何が入ってるのだろう

物理的にはなにも入ってないんでしょうけど。

> 高ポーテンシー(高い希釈)の方が効力が高いと考えるのも科学と謂うより多分呪術的ですよね、数字に神秘性(力)を感じているわけですから。

うむむ。
ここのところは独創的な部分で、ちょっと理路はわからないんですけどね。類縁する例とか、あるのかな。

> Mobil-ph-1800(モバイルフォン 1800メガヘルツ)、Mobil-ph-900(モバイルフォン 900メガヘルツ)

こいつはなんに効くんでしょうかね。
なんか大喜利みたいな回答が返って来そうですけど。
by pooh (2010-07-27 07:30) 

うさぎ林檎

>こいつはなんに効くんでしょうかね。

あぁ、携帯電話(電磁波)でしょうねぇ(同種療法だから)、ひねりは期待できないです。
レメディーって電磁波の影響を受けるから、防護バッグなるものも売ってる位なんですが、電磁波の同種なら電磁波ですよね…………。

………もうどうでもえぇっちゅうねん、という話ですね。
by うさぎ林檎 (2010-07-27 08:51) 

pooh

> うさぎ林檎さん

電磁波、ですか。
電磁波のなにに効くんだよ、って話でもありますが、さすがに我ながら愚問に思えてきました。
by pooh (2010-07-27 22:11) 

mimon

ホメジャの商品もとらこ先生オリジナルのサポートシリーズともなりますと、
> サポート祝詞
http://www.homoeopathy.gr.jp/cart/hj/index.php?m=prod_detail&out_html=detail_hj&syo_mas_num=IB049A
もしかして、新米の神主さんがとちらないように、オマジナイとして、・・・?
いや、ホメオパシーだけに深夜便の運転手が眠気に勝てるように呑むんだ、きっと。
そうすると、こちらは、受験生向けかな?
> サポート心経
http://www.homoeopathy.gr.jp/cart/hj/index.php?m=prod_detail&out_html=detail_hj&syo_mas_num=IB048A
たしか、レメディの製造工程では、聖書にぶつけて振盪するんでしたよね。
どこかから、というよりも、どこからでもバチが当たりそうな気がします。
by mimon (2010-07-27 22:29) 

pooh

> mimonさん

新興宗教と云うのは一般的に既存宗教をベースにしていて、おおむね既存宗教から見れば異端なのが相場ですから。
by pooh (2010-07-27 22:44) 

うさぎ林檎

こんばんは。

レメディーは『ホメオパシージャパン株式会社』成立(H10)時には登記簿の目標で
>ハーブと水とショ糖を原料とした健康食品の製造、販売
と記述されていました。まぁ、そのものズバリです(健康食品かどうかはおいとくとすれば)。

その後、商品の増加に合わせて登記内容を変更しています(H19)。
>健康食品・健康器具の輸入・製造・販売
この辺から、表舞台への進出の下心が露わになっています。
で毒物の取り扱いについては『ホメオパシー研究所株式会社』の登記簿にあってオリジナルレメディー製造の辻褄を、と話を続けようと思っていたのです。

それで、これを書くに当たって、登記簿を再確認したんです(嘘書いちゃ不味いので)。そうしたら『ホメオパシージャパン株式会社』は”これは閉鎖された登記簿です。”て書いてあるんですね。
登記簿は普通は本店がある場所で登記するもので、閉鎖するのは、文字通り”組織が閉鎖した”場合と”本店が移動した”の場合しか常識的にはない、と思うのです。でも、ホメジャのサイトを見ても本店を移動したとはありません。

えーと、どういうことでしょうか、と私は世間知が足りないので、親父に登記簿を見せたらストップが掛かってしまいました。

曰く”こう謂うのは普通は金のトラブルがある場合が多い”、”取締役の人数が多すぎる(10人以上)”
結論”まともな会社じゃない、関わり合いになるな”だそうです。

………困りました(私の手には余るのかな)、何処へ行ったんだろう『ホメオパシージャパン株式会社』。
by うさぎ林檎 (2010-07-31 21:47) 

pooh

> うさぎ林檎さん

いずれにせよ、直接渡り合おうとすればapjさん並の覚悟は要求される可能性はあるわけです。
蛮勇にはお気をつけくださいな。ぼくもそうします。
by pooh (2010-08-01 06:01) 

うさぎ林檎

おはようございます、poohさん

妙な話を書き込んで申し訳ありませんでした。
現在登記簿自体はネットで誰でも簡単に閲覧できるので、軽い気持ちだったんですよ。
でもなんか予想以上に百鬼夜行。私みたいな素人の出る幕ではなさそうです。
by うさぎ林檎 (2010-08-01 09:29) 

pooh

> うさぎ林檎さん

みずから語る、あるいは表通りで語られたことについて自分も表通りで語る、と云うレイヤーで済まない言説は、充分慎重になされるべきだ、と思っています。
もちろん個々の判断ですけどね。
by pooh (2010-08-01 10:51) 

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