インフルエンザワクチン否定本配布中、書評募集中。 [よしなしごと]
最近、日本ホメオパシー医学協会会長の筆になる「それでもあなたは新型インフルエンザワクチンを打ちますか?」と云う書籍のレビューがやけにたくさん見られるなぁ、みたいな印象を持っていたら(Yahoo!のブログ検索では現時点から直近一週間で28記事)、どうもこちらで配布して有償でレビューを募っている様子。ワールド・ブロガー協会の活用といい、新型インフルエンザ流行と云うまたとないビジネスチャンスのなかで、バズマーケティング面でも死角はない模様。
まだ増えてる。
女性ばかりだなぁ。セレクトして献本・レビュー依頼してるのかな。
レビューを書くと500円分ポイントをもらえるってのはけっこうな高額報酬だよなぁ。攻勢。
by pooh (2009-12-26 13:01)
レビュー依頼の値段がどこにも書かれていないですね……高そうな気が(^^;;
リンク先、数件のブログ記事をランダムに拾って読んでみました。「まったく知らなかった」というような内容が書かれていると言いながら、書かれている内容についてまったく疑わずに受け容れておいでの方ばっかりでした。
それだけの説得力がある文章なのか、それともなにかほかに理由があるのか……。
by 亀@渋研X (2009-12-26 14:07)
> 亀@渋研Xさん
> レビュー依頼の値段がどこにも書かれていない
いないですね。運営企業のサイトにも媒体資料がない。
> 書かれている内容についてまったく疑わずに受け容れておいでの方ばっかり
これ、理由は複数考えられますよね。
まずレビュワーがランダムに選ばれているのではない点。抽選の体裁を取っているのかもしれませんが、じっさいにはこれまで書いているブログの内容から依頼側がレビュワーをセレクトできる。
また、本がもらえるうえに、レビューを書く行為に500円と云う比較的高額の報酬が設定されているので、少なくともレビュワー側に返報性は生じますよね。ひょっとすると依頼時に、レビューの内容についてなんらかの縛りが設定されるようなこともあるのかもしれない。
by pooh (2009-12-26 19:02)
現時点で本文内の条件での検索結果45件(このエントリ含む)。
ちょっと洒落にならない状況に思える。
by pooh (2009-12-27 21:55)
目分量さんのエントリで見たけど、新聞広告も展開中のよう。
http://cpbb.jugem.jp/?eid=959
by pooh (2009-12-29 12:25)
こんにちは。
ホメジャが2月13日に
「St.Valentine's Day SPECIAL LIVE 愛じゃ 2010 in Tokyo
「愛がほしい 全ての方のために」ライブ講演会」
を行います。
http://www.homoeopathy.co.jp/event/20100213.html#am
ここから→
●ホメオパシーレメディー入りチョコレート限定販売!!●
バレンタイン前日開催!とらこ先生セレクトのホメオパシー版「愛」のレメディー情報入り スペシャル・チョコレートを会場で限定販売いたします。
←ここまで
ここまで(商売になれば)何でもありというのはある意味清々しいと思います。
レメディー入りと言うことは、もしかするとトリカブトとかスペインバエとかイカ墨等々が入っている(比喩的に)かもしれないわけです。「そんなものを人に食べさせるのか」とか、「そんなものを食べるのか」とか、つい余計なことを想像してしまいます。その発想は髪の毛入れたり、爪入れたりするのと然したる違いはない気がします(黒魔術)。
ここから→
ハートのチャクラをひらくカギとなるホメオパシーレメディーなど、今年は心暖まる素敵なバレンタインデーを計画してみませんか?
←ここまで
何てお素敵な惹句もありました。チャクラはヒンドゥー教やインド仏教の系統なんだからホメに関係ないのでは?と思いましたが、ヨーガが西洋に伝播した時に近代西洋儀式魔術に取り込まれてるんですね(from ウィキ)。
チャクラがありなら、イベントをサバトと呼んでも差し支えないんだろうと思ったり、ホメと魔術を一緒くたにされたらハーネマンは泡吹きそうだなど思ったりしました。
by うさぎ林檎 (2010-01-23 11:12)
> うさぎ林檎さん
これは(^^;。
ターゲティングが明解ですねぇ。
どうも最近の業界動向のあれこれを拾うと、どうにもマーケティング・ドリヴンな印象が強まってくるんですけど、あんまり間違ってないのかも。
> ヨーガが西洋に伝播した時に近代西洋儀式魔術に取り込まれてるんですね
ここで云うヨーガと云うのは、インドの身体技術的なそれではなくて、チベット仏教的な意味合いでのそれなんだと思います。ならそれほど不思議ではない。
オカルト擁護的な立場から云うと(われながら変な立場ですが)、そのあたり正統のオカルトはけっこう実利主義と云うか、柔軟です。自分の主張するロジックを科学と安易に混同することはしませんが、質的に似ている技術はけっこう簡単に親和するかも(このへんの見極めがきっちろとできているかどうかが、俗流スピリチュアルやニセ呪術とまともなオカルトを判別する基準になるか、とか思ったりします。ちゃんとしたオカルトは、ぼくあたりにそうそう論理的な欠陥の指摘ができるようなものではないはず)。
> ホメと魔術を一緒くたにされたらハーネマンは泡吹きそうだ
てか、そもそもホメオパシーを「自然に従順な技術だ」みたいに捉えること自体、ハーネマンが憤死しかねない解釈なのではないかと。
by pooh (2010-01-23 20:10)