しくみと傾向 [よしなしごと]
某氏のブクマ経由で、北村雄一さんの取り急ぎこんな案をと云うエントリを読んだ。なんだかいろいろとうなずける内容。
このへんTAKESANさんのだいぶ前のエントリ、知りましょうに書かれた問題意識、あるいはちょっと離れるけどぼくが少し前にこちらのエントリで書いたような話ともつながってくるのかな、みたいにも感じる。
興味深い。と云うかニセ科学問題の界隈ではじつにいろいろとデジャヴュ。ようするに1:大容量のデータのごく一部しか使わず、いきなり答えを出す(ただしこれ自体は悪いことではない)2:その後、追加されたデータ、無視した大規模なデータ。いずれもことごとく無視する3:最節約に仮説を検証しない4:最初の答えに固執して、いかなる反証例が出ても言い訳を挿入して生き残りをはかるという状態。
このへんTAKESANさんのだいぶ前のエントリ、知りましょうに書かれた問題意識、あるいはちょっと離れるけどぼくが少し前にこちらのエントリで書いたような話ともつながってくるのかな、みたいにも感じる。
今晩は。
(自分が書いたものなのに)どんなのだったっけ、と読んでみると、いつもと違う書き方で、なんだか恥ずかしいと言うか(笑)
何かきっかけがあって、これは書いとかなくちゃな、となったのだと記憶してます。
先人のやってきた事を勉強すべき、と言うのは、最早陳腐に取られかねない意見ですが、しかしそれが重要であるのに変わりは無く、いくら繰り返しても過ぎる事は無いであろうと思います。
5・6年前でしょうか、ふと(いや、色々な経緯はあった訳ですが)、「そういや、自分は自動車が動く仕組みもろくに知らないな」、なんて考えて、自分の知識の無さに愕然としたのでありました。
それも、科学史やら何やらを色々勉強した後、なんですね。
自然科学や工学・技術等をまともに勉強せずに科学史方面のメタ論に下手に触れると とんでも無い事になるな、というのが、経験によって得られた教訓です。
実際、メタぶった人は散見されますね。張りぼてみたいな論しか書けない人。まあ、自分もそうでしたから、どういう認識かはかなり解る訳ですけれど…。
by TAKESAN (2009-10-29 00:32)
> TAKESANさん
このことってTAKESANさんがコメント欄の対話なんかでつねづねおっしゃっていたことで、そのことを思い出したんですけどなかなかビンゴのエントリが見つからなくて(^^;。
なんかこう云うことで隘路に入っちゃってでてこないひとはやっぱりいるなぁ、みたいな話ですね。勉強しない(できない)ぼくが云うのもなんですけど。
by pooh (2009-10-29 07:42)