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水の結晶と反証実験 [世間]

まだこう云うことを云う方がいらっしゃるんだ、と云うことで。お名前がないのだけれど、"Love&Thanks"と云うブログの水の氷結結晶の真偽にまつわるデタラメな人達と云うエントリに言及。

そもそも、江本氏の主張であった「水が言葉を理解する」という主張自体が怪しいというのは確かなのですが、怪しい→あるわけないという思いこみによる「決めつけ」を基に、科学的と称しながら何ら実験や検証もせずに、あり得ないと断定して居る人達の行為は、明らかなるエセ科学宗教です。
どうして反証実験をしなくていいか、と云うと、江本氏の実験を除く、有史以来行われてきたすべての水に関する科学的実験が反証となっているからで。通常水に関連する科学実験は実験を行うものの思念だの水に貼付けられた文字だのと云った要素を加味しないから、それらが仮に影響するとすればすべての実験が成立しない。どんな実験をする際にも、水の入った容器に貼られたラベルの文字を考慮しなきゃいけない、なんて話はない。
このへんのことはそもそも2年も前の田崎教授の「水からの伝言」を信じないでください「水からの伝言」が事実でないというためには、実験で確かめなくてはいけないのでは?と云う項目を立てて触れられている。平均的な学力の中学生なら理解できる文章だと思うので、一読をお薦めしたい。
いや、水に関するこの世のあらゆる科学的成果を疑う、ってんならそれはそれで潔くてよござんすが、この方はそれで暮らせるのかな。
しかしエセ科学宗教ってのは新しいな。意味がわからない。
それから、IHMグループ側の主張も昔とは変わってきたようで「水が言葉を理解する」というものから「一定の想いで水に思念を送る」といった感じに修正されたようです。これならば、「認知者の想念が対象物に影響する」という意識エネルギー作用を考えるという基本的なラインからは外れていないと思われます。
この意識エネルギーと云うのは科学的な意味でのエネルギーなのですか、それともなにかしらの比喩なのでしょうか? 比喩なら物質に影響はしませんね。
それらの主張をしている人達は「科学者」や「大学」といったネームバリューによって他人を信じ込ませると信じているらしく、指摘されても「あんな非科学的な人間のいうことなど誰も信じない」といって自らの非科学的さを「自己紹介」をして自己満足してるという状態から延々と進歩がありません。
で、それは誰のことをおっしゃっていらっしゃるんで?
wikipedia記事の水の氷結結晶の写真集である「水からの伝言」関連の情報操作のための捏造だらけで、正しいことを書こうという意志など感じられません。
いけませんね。「自分の信じたいこと」を正しいことなんて言い換えちゃ。

まぁでも、吉岡英介氏の主張を傍証として持ち出すようなひとだからなぁ、みたいにも云えるのかもしれないけど。職業上の要請もあるみたいだし。
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TAKA

こんにちは。
「Love&Thanks」の該当記事より
>何ら実験や検証もせずに、あり得ないと断定して居る人達の行為は、明らかなるエセ科学宗教

私は希望が沸きました。
「Love&Thanks」のブログ主さんに、今後の検証を期待します。UFOは異星人の乗り物なのか。
それに搭乗しているのがニャントロ星人なのか、それともエルバッキーなのか。
長年の懸案だったのです。
「Love&Thanks」のブログ主さんなら、私が納得するまで検証してくれるはずです。

「UFO?宇宙人?怪しすぎるでしょ、そんな話。科学的にありえないでしょ」と、検証もしないで断定する事は、無いと思います。

「Love&Thanks」のブログ主さんが近い将来、フラットウッズ・モンスターのインタビュー記事をネットで公開してくださる事を、私は期待して待っています。
~~~~~~~~~~~~~~
「Love&Thanks」の該当記事より
>それから、IHMグループ側の主張も昔とは変わってきたようで
>基本的なラインからは外れていないと思われます

こういう事ですね。
負けず嫌い「批判されるたびに、次々と主張を変えてみました。素直に間違いを認めるのは、嫌だったからです。だって私、愛と感謝の心しか持って無いのですから。」

そんな事より金儲け「というわけで、皆さん。今後もさらなる私の主張の変化を、見守ってくださいね。自分の夢を優先、科学的論証は二の次です。」
~~~~~~~~~~~~~~
読んでいて、ガッカリな「Love&Thanks」の該当記事ですが、気になる文章を発見しました。

>批判している人達のいっている内容をよく調べて、ちょっと考えれば科学的な検証手順など皆無であることがわかります
>何処にも科学的プロセスなど存在していない上に、検証どころか十分な調査すら行われていない
>はじめから「結論ありき」のインチキです

こういう事ですね。
深読みする私「なるほど。これはどう考えても、怪しいニセ科学な人の主張に対しての、ご批判ですね。よく分かります。だって見事に、言い表していますもの。」
~~~~~~~~~~~~~~
職業上の要請ならば、苦しい言い訳も仕方ないのかもしれませんね。波動の人たちが、いつまで強がっていられるのかは、運しだいですね。もしかしたら、こんな運命が待っているのかも。
「コンコン。」
部屋主「何の音?」
ドアの向こう「こんにちは。公正取引委員会の方から来ました。あ、ダンボール箱は持参していますので、お構いなく。」
by TAKA (2008-10-23 04:07) 

pooh

> TAKAさん

> 「Love&Thanks」のブログ主さんなら、私が納得するまで検証してくれるはずです。

あぁ、そうですよね。ぼくもなにかお願いしてみようかな。
と云うか、多分このエントリに書いたようなことに反論するにしても、ちゃんと実験とかしてくれるんでしょうね。

> あ、ダンボール箱は持参していますので、お構いなく。

昨今こう云う流れがほんとうに生じていますよね。
ぼくら批判者だけじゃなくて、公取なんかにもちゃんと反論できる準備も必要ですね。
by pooh (2008-10-23 07:40) 

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