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音楽の届けるもの [世間]

ジャズピアニスト安ヶ川真理さんの音、言葉と云うエントリを読んだ。

人間のからだの70%以上が水でできている。これだけでも普段何気なく発している言葉、聞いている音、テレビからながれる言葉、受けとるニュースが私たちのからだ、心にどれだけ影響をあたえているか考えると恐ろしい。自覚していなくてもテレビや、人の汚い言葉の集まる場所からうける波動は心とからだに影響を与えているに違いない。
ジャズに限らずアメリカの黒人音楽を愛していらっしゃるのなら、それがどんな聖と俗、祈りと欲望、綺麗なものと汚いもののあわいから生まれてきたものか、これら対立するもののひとの心のなかでのせめぎあいがどれほど素晴しい音楽として結実してきたのか、についてご理解いただいていてもいいのじゃないか、とか思うのだけれど。
水に反映される音の水の結晶の写真を見てから、ピアノに向かう気持ちがどこか今までとちがう。
愛、感謝の結晶は本当にきれい。きっと演奏者の心のあり方で同じ音をひいても波動は違ってくるんだろうなあ。。。。
できれば、水の結晶なんかに拘泥せず、聴くひとたちのためにピアノを弾いてほしいなぁ、みたいに思う。演奏を聴くひとたちのほとんどは(ぼくと同じように)明解な善悪の対比のなかで暮らしていけるわけではない、悩み多き衆生だと思うので。
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ちがやまる

わるい波動が侵入してしまった目印は「70%」という数字を書きたくなることですね。
わるい波動は、自分の耳と技能(テクニックも構想力も)を信頼できない弱みにつけこんで侵入してくるのではないでしょうか。侵入してしまったわるい波動をとり除くには、生活と練習の体勢を整えるところあたりが出発点かなと想像してみたりします。
by ちがやまる (2008-07-16 10:55) 

pooh

> ちがやまるさん

もうなんと云うか、ともかく70%なんですよねぇ。毎日このロジックもどきが放出されてる。

> わるい波動は、自分の耳と技能(テクニックも構想力も)を信頼できない弱みにつけこんで侵入してくるのではないでしょうか。

この辺、例のこうだくみの羊水発言の話をしているときに、黒猫亭さんが仮説として述べられていたような。
by pooh (2008-07-16 21:21) 

ちがやまる

それで、debunking側にとっては常識かもしれないんですが、一応きょう私がネットで確認したところを書きとめさせていただきますね。あんまりオープンに書くと目印として使えなくなるかもしれませんが。
体水分量(%体重)はばらつきも結構あるみたいですが、男性で平均をみると、新生児で70%なんですね。10代では60%をきるようになり、老年期では50%よりも小さくなるようです。「70%以上が水でできている」というのはふしぎな紋切型ですね。
by ちがやまる (2008-07-16 21:57) 

TAKA

リンク先の「音、言葉」という記事は、見つけられませんでした。その代わり、花と猫の写真は見ました。ほのぼのとして良かったです。心がヒーリングします。ヒヤリングなイヤリングでイカリングなリンク先で、いや十分癒されました。

…というか、「スピリチュアルな御方のブログにしては、何かしっくりくるな。何で?」と思ったら、山登りも好きな御方でしたか。私も以前は、山では色々学びました。スピリチュアルな表現なら、こんな感じですね。

季節ごとに装いを変える、自然の息吹。
霞に消える、遠くの峰峰。
音も無く広がる、眼下の川。
ああ私は今、ここに居るのだ。
暗い宇宙の、明るい地球の上に。

poohさん
>ジャズに限らずアメリカの黒人音楽を愛していらっしゃるのなら、
>それがどんな聖と俗、祈りと欲望、綺麗なものと汚いもののあわいから生まれてきたものか

テレビで見ました。昔コーヒー農園だった場所が、世界遺産に成っていました。かつて、黒人奴隷たちが働いていた農園も今は、広い樹林地帯になっている様でした。
私には見えます。当時の労働者たちの、コーヒー栽培の作業をしている様子が。
炎天下の重労働。流れる汗。乾く喉。自由に飲めない水。吼える監視人。逃げようが無い現実。何かにすがりたい。それが音楽だった。
歌う。聞く。そのとき彼らの心は、潤いを保つ事が、出来たのです。

ちなみに日射病って、本当に体の力が抜けるものなんですなあ。普段は楽に持てる様な材料でも、ぜんぜん駄目orz。
~~~~~~~~~
>音楽。祈り。波動。
いくつか作ってみました(^-^。

『もうけの氷にて』参考:もろびとこぞりて
この世の波動を 照らしたもう 水なる氷の 衆は見ません 衆は見ません 衆は、衆は見ません
感謝の波動の 金を照らせ 儲けの音響く 衆は見ません 衆は見ません 衆は、衆は見ません

~~~~~~~~~
『波動に乾杯』参考:乾杯の歌(椿姫)
はどー それは信者たちの 水を今も守っている
はどー それは提唱者達のビジネスの種 あーあー
凍りゆく あーあー 解けてゆく あー… ニセー!

~~~~~~~~~
『ハドウ・ウ・ケルカ』参考:ポルカ・オ・ドルカ(ポケットモンスター・AG)
ノルカ ソルカ 波動 受けるか? となりの論者も
ノルカ ソルカ 波動 受けるか? とっくに受けているか?
波動の波長は82mm お水の結晶 普通の氷
装置は完ぺき バッチリ目盛り お待たせしました ハイ!読み取って!
数値は上々 気分も上々 波動のリズムで ナンモカンモ 忘れて大笑い!(アッハハ!)
値引きをするから 今すぐ買ってね どうせ効果は 運次第 
ノルカ ソルカ 波動 受けるか? うしろの論者も
ノルカ ソルカ 波動 受けるか? 勝手に受けているか?
ノルカ ソルカ 波動 受けるか? となりのROM者も
ノルカ ソルカ 波動 受けるか? とっくに受けているか?感謝を込めてるか?

電波を受けてるか?
_________
音楽。それはきっと、私たちを、闇から救ってくれるに、違いない。この地球に、あの波動が満ちない限り。

て、感じ?みたいな?
by TAKA (2008-07-17 00:11) 

Light

>TAKAさん、
お願いです、夜中にあんまり笑わせないでください(^0^)

・・・失礼しました。
それにしても、何も音楽の感動まで科学で説明してくれなくても・・・とつくづく思います。
by Light (2008-07-17 01:54) 

pooh

> ちがやまるさん

いや、ぼくは同種の言説で「60%」も「80%」も見たことがあります。70%に集中が見られるのは、おそらく「そう書いてある」んでしょう。

でもなんと云うか、このパターンの言説は強烈な共感作用をもたらすようですね。その意味では、類感呪術的テクニックとして洗練されている、と云うことかな。
by pooh (2008-07-17 07:42) 

pooh

> TAKAさん

> リンク先の「音、言葉」という記事は、見つけられませんでした。

あ、ほんとだ。あちゃ。

> 歌う。聞く。そのとき彼らの心は、潤いを保つ事が、出来たのです。

ちょっとざっくりした、学術的にはそれほど確かでもない話を書きますが。

南北アメリカの黒人音楽って、ヨーロッパ由来の要素とアフリカ由来の要素が混交した、そのダイナミズムのうえに成り立っている部分が大きいと思うんです。スペインのメロディにナイジェリアのビート、とか。

で、信仰も似た要素があると思うんですよね。アフリカから持ち込んできた信仰と、キリスト教のさまざまなスタイルでの習合。ぼくの愛してやまない「ブルース・ブラザーズ」でも描写されていた黒人バブティスト教会での、熱狂的な日曜学校のシーンとか。それほど詳しくないんですが、ブードゥーとかキューバのサンテリアとか、多くの黒人宗教でアフリカの神様がキリスト教の聖人と習合しています。

で、こう云う要素って、ぼくらが日常耳にしているポップミュージックの背骨だとか思ったりするわけです。
by pooh (2008-07-17 07:52) 

pooh

> Lightさん

でも、音楽の与えてくれる感動がなんなのか、って云うことについては、ちゃんとした論考があんまりない気がするんですよ。文学や美術と較べて。どうもそのへん、ずっとひっかかりがあったりはするんですよね。

そのあたりぼくは以前茂木健一郎に求めてみたりして、でもってこっぴどく裏切られたのも、彼を批判する一因ではあったりします。
by pooh (2008-07-17 07:54) 

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