モーツァルトと高周波(3) [よしなしごと]
あれこれ見ているうちに、こんなのを見つけた。探していると、ほかのレーベルでも似たようなものを出しているようだ。
多数ある音楽の中でも特にモーツァルトの音楽は3500ヘルツ以上の高周波を豊富に含んでいます。(一般的には周波数が高いほど音が高くなります)
この辺り分からないのはぼくの耳が腐っているせいなのかもしれないけど、モーツァルトの音楽はそんなに高音域ばかり使っているようには聞こえないのだけれど。と云うかそんな高音域ばかりの音楽のなにが面白いんだ。所詮クラシックだ。スペクトル上の高音成分ではガムランとは比較にもならないはずなのに、どうしてわざわざオーケストラに高い音ばかり要求する作曲家(いや、モーツァルトがそうだとはぼくは思わないんだけど、みなさんモーツァルトの天才はオーケストラに高い音程を要求する曲を書いたからだ、っておっしゃるもんだから)の、なんと云うかいびつな曲ばかりを聴かなきゃいけないんだ。
それはそれとしてひとつ判明した。この方でしたか。ちょっと調べたなかでは「モーツァルトの音楽は世界一ィィィィ!」とか云う論文を書いているようには見えなかったんだけど、商売にしているくらいだからなにかしらの確信はあってのことなんだろうなぁ。
おはようございます。
「高周波を豊富に」っていわれると、ホワイトハウスやメルツバウが真っ先に脳内再生されます。
http://tomatis-japan.com/mozart.html
ここ説明を読むと、もともとは電気的に処理した楽曲を使用していたようなので、高周波云々は「モーツァルト効果」が広がっていく中で誤変換されていったのかなあと思ってます。
by thotc (2007-11-28 08:26)
> thotcさん
実はぼくもトマティス博士には辿り着いていたんですが、ネットのソースだけではなんだかちゃんとした情報がなくて、言及は避けてたんですよ。
誤変換、と云うのはとてもありそうですね。そのうち伝言ゲームみたいに細かい(でも重要な)情報が洗い流されて、のっぺらぼうで分かりやすい二分法的議論にどんどん還元されていく、みたいな流れもあるのかも知れません。
by pooh (2007-11-28 23:32)
「モーツァルト効果」で検索すると最初にでてくるので、ご存知だろうなあとは思ってました。
個人の嗜好はともかく、音楽ですから心を揺り動かす効果は当然あるんですけど、それがいつのまにか「何でもあり」になってしまうのが興味深いです。
by thotc (2007-11-29 09:11)
> thotcさん
以前から書いていますが、ぼくがあまりモーツァルトに心を動かされない人間なので、「わかるわかる!」とならないことにも、なんとなく違和感の源があるのかも知れません。
モーツァルト好きにはひょっとすると「万病に効く」と云われれば納得するくらいの説得力があるのかもしれませんね。
by pooh (2007-11-29 22:07)