教典 (「反★進化論講座」ヘンダーソン) [ひと/本]
ところで、何度も触れながら内容についてなにも書いてなかった。
と云うか、内容については読んでいただくとして(どう云う書評だ)、読むにあたっての重要な心構えについて述べたい。
同じことがくどくど重複している。
だいたいどうしてそんなに海賊が大事なのかよく分からない。
一読して抱きがちな感想だけれど、それはそもそも姿勢として間違っている。これは教典なのだ。一見問題点に見えがちなそれらは、信者として我々が解決していくべきものなのだ。
神はいない。実在するのはスパモンだけだ。でもそのヌードル触手も、やはり細部に宿るのだ。そうして、我々は信者としてその細部に行き届いた触手の手触りを感じながら、それらの謎を解き明かしていくのだ。予言者ボビーは、あくまでスパモンに伝えられたことをそのまま我々の前に開陳しているに過ぎない。これは教典だ。信仰を作っていくのは我々信者なのだ。
それが1000年かかろうと、2000年かかろうと、いいではないか。
スパモンの与えたもうた試練だと思えば、何ほどのことがあろう。
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