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科学を「信じる」 [世間]

「信じる」と云う言葉については何度も書いて来た。要するに盲信は「信じる」と云う言葉を使うに足りない行為なんだ、と思っている。その辺りで、takoponsさんが科学的という言葉こそアヤシイと云うエントリで書いていることは本当だと思う。

科学的であるかどうか、と云う違いはプロセスに依拠する。充分な実証がなされていなくても、その過程が科学的ならばニセ科学ではなく未科学だ。逆にプロセスが科学的でなければ、いくら実証済みを主張してもそれはニセ科学になる。プロセスに対する理解の努力を省いてしまえば、「科学的」と云う形容は意味を成さない。そこに生じるのは(信じる、と云う言葉を用いるに値しない)盲信だ。

科学的という冠を付ければ視聴者は安心するだろうという安易な考え方こそ危ないと思う。 でも、実際には「科学的」と言われると、つい信じてしまう風潮はあると思う。

新興宗教「科学教」だ。

とりあえず、マスメディア側にはtakoponsさんの云う「安易な考え方」を避けるだけのインセンティブもコンプライアンス感覚もまず現状存在しない。寒々しい話だけど、これは受け手側がちゃんと考えるしかないことなんだろうな。


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