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フォクすけ [余談]

前にも書いたけれど、最初に買ったコンピュータはMacintosh Performa 6310。

デスクトップ筐体に別体のモニタ、当時最先端の28.8kbpsモデム、バンドルされているブラウザはNetscapeNavigator1.1。

だいたいぼくを知っているひとだったら先刻ご承知だとは思うが、ぼくはミーハーだ。かっこよさそうなもの、いわくありげなものが幼児的に好きだ(審美眼の回路は多少入り組んでるかも)。この種のミーハーがMacintoshを使い続けているのはなんだかわれながら嫌な説得力がある気もするが、ぼくの最初のコンピュータとしてMacを選んだのは当時の数人のGuruの合意によるもので、曰く「お前がPC使ったら壊す」。
・・・ええと。

で、そのまま深い考えもなくMac支持者になってしまったのはこれまでのミーハー人生の軌跡どおり。主要な理由はSteve J.にろけんろーるな匂いを嗅いだから、と云う程度のもの(まぁBill G.に比べれば大半の人間はろけんろーるだとは思うけど)。当時の(ごく一部における)風潮もあってそのままアンタイBill G.に転がっていったおいらはいま考えても本当に頭が悪いな、と云う感じなのだが、そのままの流れでNetscapeを4.7まで使い続けた。敵の敵は味方、みたいな単純な発想(でも当時、AppleとNetscapeその他の間で似たような発想の業務提携があったような気がする)。

でも、この頃からどんどんNetscapeの旗色が悪くなっていったのは周知の通り。

Geckoを採用してからのNetscapeはどうも使い辛かったのと(どうも「ぐにょん」と云う感じで描画されるのが気に入らなかった。問題は単純にわが家の2代目マシン、元祖ポリタンクのパワーにあったのかもしれないけど)、世の中IEしか存在しない、と言わんばかりのウェブサイトが増えてきた関係で、ぼくも仕方なく(あの悪評ふんぷんたるMac用の)IEを使うようになった。
インターネットといえばウェブのことを意味すると思い込んでる人間とか、ひいてはIEのことをインターネットと呼ぶような人間が激増したのもこの時代だったような。こいつら指摘すると怒るんだよなぁ。

ネットの歴史においてNetscape Communicationsが善玉か悪玉か、という話をすると恐らくヒールなんだとは思うけれども、より自分たちのカルチャーに近いところにいるヒールと云うのは応援しやすいものだ(今で云えばGoogleなんかもその類い)。でも、支持しようにも使えないと仕方がない。和ジラとか試したがもうOS9じゃまともに動きやしない。結局去年、いま使っているiMac G5を手に入れるまで、我慢することになった訳だ。
そう云う訳でブラウザはマシンを新しくしてからずっとFireFoxである(いや実は会社では1年半ほど前からFireFoxなのだが)。要するにこれは、左のサイドバーにフォクすけがいる言い訳である。

IEを使ってる方がもしご覧になっていたら、一度お試しあそばせ。手放せなくなるよ。


タグ:雑談 ネット
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